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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は5日に男子シングルス準決勝を行い、王者で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を7-5, 4-6, 7-6 (7-2), 6-7 (6-8), 6-3のスコアで振り切り、2年ぶり2度目の決勝進出を決めた。試合時間は4時間43分にも及んだ。
第4セットのタイブレークで2本のマッチポイントを握っていたジョコビッチは、試合後、次のように振り返った。「第4セットを落としてしまったときはがっくりきたよ。2本のマッチポイントがあってほぼ勝ちかけていたからね。チャンスを生かすことができなかった。デル=ポトロは粘って強烈なフォアハンドでポイントを狙いにきていたから、あの辺りのポイントはデル=ポトロに軍配が上がっていた。今日の試合は非常にレベルの高い内容となった。そうなるとは思っていたけれどね。5セットを戦う準備もできていた。最後まで安定したプレーができたと思う。」
「特にここウィンブルドンではこれまでプレーした中で最もスリリングな試合の1つだったと思う。1ポイント目から最後のポイントまでとても質の高い試合だった。凡ミスはそんなになかったね。ウィナーの方がたくさんあったと思う。」
続けてジョコビッチは「最初から最後までトムとジェリーのような試合だったね。主導権がこっちに来たり、あっちに行ったりしていた。主導権があるときはプレーが攻撃的になった。だからとても張りつめた試合になっていた。チャンスをつかむためには試合に入り込み、集中し続けてなければならなかった。そしてチャンスが訪れたときにはそれをつかむ必要があった。ファイナルセットではそれを何とか実行することができた。」とも述べ、試合がいかに緊迫していたかを強調していた。
勝ったジョコビッチは決勝戦で第2シードのA・マレー(英国)と対戦する。マレーは準決勝で第24シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)を6-7(2-7), 6-4, 6-4, 6-3で退けての勝ち上がり。
マレーは決勝のジョコビッチ戦について「タフな試合になるだろう。ノヴァーク(ジョコビッチ)は絶好調だ。彼との芝での対戦は過去に1度あり、昨年のロンドン・オリンピックでのことだった。その時のことを思い出しつつ日曜日はプレーをしたいね。」と展望を語っている。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
《大会12日目スケジュール》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●J・M・デル=ポトロ(8), 7-5, 4-6, 7-6, 6-7, 6-3
○A・マレー(2) vs. ●J・ヤノヴィッツ(24), 6-7, 6-4, 6-4, 6-3
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