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男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)は、来週から開幕するウィンブルドンでは第1シードでエントリーされ、優勝候補の筆頭に名を連ねる。ジョコビッチは2011年のウィンブルドンで優勝しており、今年は2年ぶりの優勝を狙う。
ジョコビッチは、今年の全仏オープン準決勝でR・ナダル(スペイン)に4時間37分の大激闘の末に敗れ、キャリア・グランドスラム達成を阻まれていた。
「あんなに素晴らしい試合が出来た1人になれた事は誇りに思うけど、正直あの敗戦はかなり落ち込むものだった。」と、ジョコビッチは唯一手にしていない全仏オープン優勝を阻まれたナダルとの試合を振り返った。
続けて「対戦相手には祝福したい。なぜなら、彼(ナダル)は大切な瞬間に勇気あるショットを打っていたし、第5セットでブレークされてからもベースラインから信じられないショットを打ち続けたんだ」とジョコビッチは、ナダルのプレーを称賛した。
加えて、ジョコビッチは「これが特別な男(ナダル)からの最初の敗戦ではないし、最後の敗戦でもないだろう。全仏でのタイトルは本当に欲しかった。だから、これだけ落胆しているんだ。これが正直な思いさ。この事が自分の将来に大きな悪影響を及ぼしたりはしないよ」と、話した。
「だって、これまでにもそんな敗戦は味わってきたからね。だから、今はそんな気持を忘れて、またモチベーションを高めて、身を奮い立たせてウィンブルドンで最高のパフォーマンスを披露出来るようにしたい。」と、ウィンブルドンへの意気込みを語った。
2008年の全豪オープンで自身初となるグランドスラム優勝を飾ったジョコビッチは、その2年後の2010年はわずか2大会しか優勝を飾れず、ジョコビッチの絶頂期はすでに終わりだと評価されてもいた。
そこからジョコビッチは激しい練習やトレーニングに加え、食事の改善などを取り入れ、2011年には他を圧倒する強さをみせ、現在まで世界の頂点に君臨している。
ウィンブルドン前哨戦には出場せず、大会本戦へ向けて調整しているジョコビッチ。ツアー屈指のバックハンドを持ち、相手を脅かすリターンゲームを展開するジョコビッチは、今年の夏にまた1つトロフィーのコレクションを増やす事が出来るのか、注目が集まる。
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