- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

「呪い」の1週目、フェデラーやナダルが餌食に<ウィンブルドン>

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会1週目を終え30日にミドルサンデーを迎えたが、男子シングルスでは2度の優勝を誇る第5シードのR・ナダル(スペイン)や前年度チャンピオンである第3シードのR・フェデラー(スイス)ら上位シード勢が姿を消す波乱に満ちた「呪い」の1週目となった。

番狂わせは大会初日に起きた。2008・2010年のウィンブルドン覇者であるナダルは世界ランク135位のS・ダルシス(ベルギー)にストレートで敗れ、大会1日目で姿を消した。これまでグランドスラムで12のタイトルを獲得しているナダルが四大大会で初戦敗退を喫すのは、2001年にプロ転向して以来初の事だった。

「良いプレーをすれば勝つチャンスがある。そうではない時に対戦相手が良いプレーをすれば負けるもの。ただダルシスを祝福したいよ。彼は素晴らしい試合をしたからね。だから、これは悲劇というわけではない。それがスポーツさ。」

ナダルは、昨年のウィンブルドン2回戦でも当時世界ランク100位だったL・ロソル(チェコ共和国)にフルセットで敗れる大波乱に見舞われており、2年連続の早期敗退となった。

膝の怪我から復帰を果たしたナダルは、今季出場した9大会全てで決勝進出。そのうち7大会で優勝を飾るなど好調を維持しており、全仏オープンでは前人未到8度目の優勝と2度目の大会4連覇を達成していた。しかし、今季10大会目となるウィンブルドンでキャリア初となるグランドスラムでの初戦敗退となってしまった。

一方、大金星をあげたダルシスは「誰も自分が勝つなんて思っていなかったはずさ。ナダルは自分のテニス人生で2人目のトップ10選手からの勝利になったよ。もちろん、最高の勝利の1つさ。本当に今日は幸せな気分だね。」と、コメント。

ダルシスは、ウィンブルドンと同じ会場で行われた昨年のロンドンオリンピック1回戦でT・ベルディフを破っており、今回がトップ10選手から2度目の勝利となった。

さらに、大番狂わせはナダルだけではなかった。

大会3日目、芝のコートを知り尽くしたフェデラーが2回戦で姿を消す信じられないニュースが飛び込んできた。2003年のウィンブルドン決勝でM・フィリプーシス(オーストラリア)をストレートで破り、グランドスラムで初優勝したフェデラーは、初優勝の地で大番狂わせに見舞われた。

フェデラーはこれまでのグランドスラムで36大会連続でベスト8進出を果たしており、四大大会でベスト8を前に敗れるのは2004年の全仏オープン以来で、その時は3回戦でG・クエルテン(ブラジル)に敗れた。

さらに、フェデラーが3回戦を前に敗退するのは、グランドスラムでは全仏オープン初戦で敗れた2003年以来10年ぶり、ウィンブルドンでは初戦敗退した2002年以来11年ぶりの事となった。

2回戦終了後の会見で、フェデラーは「パニックになる必要はないよ。それは明確さ。ただ練習に励んで、更に強くなって戻って来るまでさ。シンプルなものだよ。今後のツアーへ気持ちを切り替えるよ。もちろん、この大会でこんな結果は望んではいなかったけどね。」と、コメント。

「今後、まだ何年もプレーを続けるつもりなんだ。これまでグランドスラムでは36大会も連続でベスト8以上の成績を残しながら、突然こんなに早く敗退してしまうと、人々に何かが違ってきたのではないかって思われるのは自然な事さ。」

フェデラーをウィンブルドンのセンターコートで破る大金星をあげたのは、世界ランク116位のS・スタコフスキ(ウクライナ)だった。スタコフスキは、フェデラーに対しサーブ&ボレーで果敢に攻め続け、3時間で試合に終止符を打った。

しかし、波乱の立役者であるダルシスは右肩の負傷により2回戦を前に棄権、スタコフスキは3回戦で元世界ランク8位のJ・メルツァー(オーストリア)に敗れ、快進撃を続ける事なく大会から姿を消した。

さらに、波乱はナダルやフェデラーに終わらず、シード勢の早期敗退は続いた。

第6シードのJW・ツォンガ(フランス)は2回戦で途中棄権、第10シードのM・チリッチ(クロアチア)は2回戦を前に棄権申し入れ、第11シードのS・ワウリンカ(スイス)と第14シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)と第19シードのG・シモン(フランス)は初戦敗退、第16シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と第18シードのJ・アイズナーは1回戦で途中棄権、第17シードのM・ラオニチ(カナダ)は2回戦敗退となった。

また、2002年のウィンブルドン覇者であるベテランL・ヒューイット(オーストラリア)は、予選から勝ち上がた世界ランク189位D・ブラウン(ドイツ)の変幻自在なテニスに翻弄され、2回戦敗退となった。

これにより、ウィンブルドン優勝経験者で生き残っているのは、第1シードで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)のみとなった。2011年のウィンブルドンで優勝を飾っているジョコビッチは、昨年ベスト4進出を果たすも準決勝でフェデラーに敗れ大会連覇を逃していた。今年ジョコビッチは、2年ぶりの優勝を狙う。

また、77年ぶりの地元勢優勝を狙う第2シードのマレーも優勝候補の1人である。昨年のウィンブルドンで決勝進出を果たしたマレーは、決勝でフェデラーに敗れた。マレーと同じブロック(ボトムハーフ)にいたフェデラー、ナダル、ツォンガら強豪がいない中、マレーの上位進出に期待がかかる。

一方、日本勢では第12シードの錦織圭(日本)は第23シードのA・セッピ(イタリア)に敗れ3回戦敗退、予選から勝ち上がった添田豪(日本)は2回戦で第9シードのR・ガスケ(フランス)に敗れた。

《ウィンブルドン 男女対戦表》


■関連記事■

《引退についてフェデラー「それは突然訪れる」》

《ナダル、昨年の悪夢払拭ならず「情熱を感じられなかった」<ウィンブルドン>》

《錦織は悔しさにじませる「物足りない」、初の16強逃す<ウィンブルドン>》

《錦織、松岡以来18年ぶり8強とトップ10入りは持越し<ウィンブルドン>》

《大番狂わせ、ナダルに続きフェデラーも<ウィンブルドン>》

《死のブロックで生き残る地元マレー、見えてくる初優勝<ウィンブルドン>》

《「苦しかった」添田豪がみせた世界9位との戦い<ウィンブルドン>》


■関連動画■

《ナダル全仏優勝の瞬間!ATP男子ツアーマガジン Vol.175》

《ナダルとフェデラーが30回目の対決!ATP男子ツアーマガジン Vol.172》

《錦織圭がフェデラーから大金星!ATP男子ツアーマガジン Vol.171》

《フェデラーがスリル満点なイベントに参加、さらにずぶ濡れに!ATP男子ツアーマガジン Vol.169》
(2013年6月30日21時20分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

1月21日

【告知】ジョコビッチvsアルカラス (17時15分)

上地結衣 日本勢対決制し初戦突破 (16時27分)

ズベレフ 熱戦制し全豪OP4強 (15時44分)

世界3位撃破し四大大会初の4強 (14時59分)

【1ポイント速報】ズべレフvsポール (14時00分)

小田凱人 快勝で全豪OP初戦突破 (13時59分)

小田凱人 上地結衣 全豪OPへ (13時16分)

【1ポイント速報】小田凱人vsパーカー (12時30分)

加藤未唯組 全豪OP準々決勝で敗退 (11時23分)

1月20日

全豪OP女子 前年女王ら8強決定 (22時46分)

全豪OP男子 シナーら8強出揃う (22時13分)

モンフィス 健闘も無念の途中棄権 (18時23分)

19歳新星 快進撃ストップ (17時08分)

シナー ハプニング続出も8強 (15時43分)

【1ポイント速報】シナーvsルーネ (14時44分)

侵攻開始から3年、露選手に負けなし (14時17分)

ジョコに謝罪「冗談のつもりだった」 (10時03分)

ダブルス名手が引退「心から感謝」 (8時50分)

沢代榎音ら 全豪Jr初戦突破 (7時19分)

ジョコ 怒りの抗議、インタビュー拒否 (6時08分)

1月19日

ズべ 今大会初めてセット失うも8強 (21時44分)

ジョコ15度目の8強 次戦はアルカラス (19時57分)

【1ポイント速報】ジョコビッチら 全豪OP4回戦 (17時13分)

錦織撃破の世界11位 全豪OP8強 (16時34分)

アルカラス 相手棄権で全豪OP8強 (15時46分)

柴原瑛菜組 ストレート負けで16強逃す (14時54分)

加藤未唯組 逆転勝ちで全豪OP8強 (13時56分)

全豪OP3連覇へ あと3勝 (12時29分)

富澤直人と辻岡史帆 全豪Jr初戦突破 (10時44分)

錦織圭&大坂なおみ ツーショット公開 (9時37分)

夫婦で同日に世界4位撃破 (8時37分)

カメラ破壊の世界5位に高額罰金 (7時32分)

1月18日

加藤未唯組 逆転勝ちで16強 (21時51分)

ラッキールーザーから全豪OP16強 (21時39分)

シナー 快勝で4度目の全豪OP16強 (20時30分)

ナダル以来の快挙 19歳で全豪OP16強 (19時21分)

モンフィス 世界4位撃破 全豪OP16強 (17時24分)

“また”フルセットで勝利「大好き」 (14時30分)

全豪OP 早期敗退相次ぐ“中堅世代” (13時48分)

20歳新鋭が四大大会初16強 (11時53分)

2年ぶり16強、失ゲーム1の完勝劇 (10時59分)

【1ポイント速報】シフィオンテクvsラドゥカヌ (9時32分)

アシックス 豪華テニスサミット開催 (8時24分)

全試合フルセット勝利“マラソンマン”が16強 (8時06分)

【動画】シナーがスーパープレーでブレークポイントをセーブ! (0時00分)

【動画】ジョコビッチ 怒りの抗議、インタビュー拒否 (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!