テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は4日、女子シングルス3回戦が行われ、世界ランク53位の
大坂なおみは同50位の
A・パブリュチェンコワに6-3, 4-6, 4-6の逆転で敗れ、同大会初のベスト16進出とはならなかった。試合後の会見では「正直なところ、今は本当に動揺しています」と明かした。
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<<>>大坂 なおみ出場、サバレンカら ウィンブルドン組合せ<<両者は過去3度顔を合わせており、対戦成績は大坂から2勝1敗。直近の対戦は2021年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)1回戦で、このときは大坂が勝利している。同大会では最終的に、大坂が四大大会4度目の優勝を飾った。
27歳の大坂が同大会に出場するのは2年連続5度目。最高成績は2017年と2018年の3回戦進出となっている。
3回戦、第1セット第1ゲームのサービスゲームでは3本のサービスエース放つなどでキープした大坂が直後の第2ゲームでいきなりブレークに成功し勢いに乗る。その後も強烈なサービスと鋭いストロークで安定したゲーム運びを見せるも、第7ゲームでは0-40とピンチに。最後はパブリュチェンコワにフォアハンドのダウンザラインを決められブレークバックを許した。それでも大坂は続く第8ゲームでこのセット2度目のブレークを奪うと、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをキープし、先行した。
第2セット、徐々に攻勢を強めるパブリュチェンコワに対し、大坂は第2ゲームで先にブレークを許し追いかける展開に。序盤3ゲームを連取され、第4ゲームでもブレークポイントを握られた大坂だったが、第5ゲームでブレークバックに成功する。しかし、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでこのセット2度目のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、流れを取り戻せない大坂は第2ゲームで先にブレークを許すも、第5ゲームでブレークバックに成功。主導権を握り返したかにみられたが、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでブレークを奪われ力尽きた。
試合後の会見で大坂は「正直なところ、今は本当に動揺しています。振り返ってみれば、自分のプレーに満足できると思います。芝の上では、だいぶ慣れてきたと思う。
いくつか課題があるのは確かですが」とコメント。
「自分としては、後悔していることはあまりないと思います。もっとこうすればよかったと思うことがあるとすれば、彼女(パブリュチェンコワ)のサーブに対してもっとアグレッシブになれたはずだということです。彼女は私のセカンドサーブに対してとてもアグレッシブでした。大事な場面で何度もダブルフォルトを犯してしまった。だから、私に対しては明らかに効果的だったと思います」
「全体的には、わからないです。ベストを尽くしたとわかっていても。結果的にもっといい成績を残したいと思っていたけれど、芝との関係は間違いなく良くなっていると思います。大会を重ねるごとに、少しずつ学んできているはずです」
勝利したパブリュチェンコワは4回戦で世界ランク51位の
S・カルタル(イギリス)と予選勝者で同118位の
D・パリー(フランス)の勝者と対戦する。
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