テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、四大大会初優勝を狙う第5シード
錦織圭(日本)と地元期待の第14シード
JW・ツォンガ(フランス)の男子シングルス準々決勝が行われる。また、同日には第2シード
R・フェデラー(スイス)と第8シード
S・ワウリンカ(スイス)のスイス勢対決も行われ、錦織がツォンガに勝利した場合、スイス対決の勝者と準決勝で対戦する組合せとなっている。
錦織が準決勝へ駒を進めた場合、グランドスラムでは2度目の4強入りとなる。もしベスト4へ進出すると、準決勝で待ち構えるのが強敵のフェデラーとワウリンカ。
フェデラーとはこれまで5度対戦し、錦織から見て2勝3敗。グランドスラムで錦織とフェデラーは対戦しておらず、準決勝で顔を合わせる時は、四大大会初の対戦となる。
昨年の全米オープン決勝で対戦するかと思われたが、フェデラーが準決勝で
M・チリッチ(クロアチア)に敗れたため、錦織とフェデラーのグランドスラム対決は実現しなかった。
2009年の全仏オープン覇者であるフェデラーは、今年6年ぶりの優勝を狙っている。
一方、フェデラーと同様に強烈な片手バックハンドの持ち主ワウリンカとは、錦織から見て過去1勝3敗。グランドスラムだけで見ると、昨年の全米オープン準々決勝では錦織、今年の全豪オープン準々決勝ではワウリンカが勝利している。
昨年の全仏オープンではまさかの初戦敗退と喫したワウリンカは、2014年の全豪オープン以来2度目のグランドスラムタイトル獲得を目論む。
また準々決勝で対戦するフェデラーとワウリンカは、今回が通算19度目の対戦で、フェデラーが16勝2敗と大きく勝ち越している。フェデラーがワウリンカに最後敗れたのは、昨年のモンテカルロ・マスターズ決勝。
>>全仏オープン男子ドロー表<<【錦織圭 全仏オープン戦歴】
<2014年>
・1回戦 敗退
M・クリザン(スロバキア) 6-7 (4-7), 1-6, 2-6
<2013年>
・1回戦 勝利
J・レヴィン(アメリカ) 6-3, 6-2, 6-0
・2回戦 勝利
G・ゼミヤ(スロベニア) 6-1, 5-7, 6-1, 6-4
・3回戦 勝利
B・ペール(フランス) 6-3, 6-7 (3-7), 6-4, 6-1
・4回戦 敗退
R・ナダル(スペイン) 4-6, 1-6, 3-6
<2011年>
・1回戦 勝利
ルー・イェンスン(台湾) 6-1, 6-3, 6-4
・2回戦 敗退
S・スタコフスキ(ウクライナ) 1-6, 6-3, 3-6, 6-7 (3-7)
<2010年>
・1回戦 勝利
S・ヒラルド(コロンビア) 2-6, 4-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4
・2回戦 敗退
N・ジョコビッチ(セルビア) 1-6, 4-6, 4-6
<2008年>
・予選1回戦 勝利 J・M・アラングレン(アルゼンチン) 1-6, 6-3, 6-2
・予選2回戦 敗退
S・グロイル(ドイツ) 2-6, 5-7
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