女子テニスのHSBC チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、WTA500)は14日、シングルス決勝が行われ、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク76位の
D・ベキッチ(クロアチア)が同42位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)を6-0, 7-6 (8-6)のストレートで下し、自身5度目のツアータイトルを獲得。また、ラッキールーザーの選手がWTA500以上のカテゴリーで優勝を飾るのは史上初の快挙となった。
>>【動画】史上初 ラッキールーザーからWTA500制覇!べキッチ 優勝の瞬間<<29歳のベキッチは今大会、予選決勝で世界ランク105位の
A・ブリンコワに敗れたものの、欠場者が出たことでラッキールーザーとして本戦入り。同106位の
Ka・プリスコバ(チェコ)やワイルドカード(主催者推薦)で出場した同73位の
K・ボールター(イギリス)らを破って決勝へ駒を進めた。
決勝では、ベキッチが圧巻のプレーで第1セットを1ゲームも失わずに先取。しかし、第2セットでは地元の大声援を背に勢いを増したラドゥカヌに2度のブレークを許し、2−5とリードを広げられる。それでも、相手のセットポイントを2本しのいで2度のブレークバックに成功。勝負をタイブレークに持ち込むと、そのまま押し切って勝利を収めた。
この結果、ベキッチはキャリア通算5度目のツアータイトルを獲得するとともに、自身初のWTA500大会制覇を達成。さらに、WTA500以上のカテゴリーでラッキールーザーとして優勝した史上初の選手となった。
試合後の会見でベキッチは、「テニスでは6−0でセットを取ると、時にそれが呪いになることもある。でも第2セットで彼女のレベルが上がったのを感じていたので、『とにかく食らいついて、もう1本余計に打たせよう』と考えていた。勝てて本当にうれしい」と語った。
一方、敗れたラドゥカヌは2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来のツアー優勝とはならなかった。
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