テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日、女子シングルス決勝が行われ、予選勝者で世界ランク114位のM・フワリンスカ(ポーランド)は第8シードの
M・アンドレーワに3-6, 2-6のストレートで敗れ準優勝となった。今大会で大躍進を遂げたフワリンスカは、試合後の会見で「時に人生は不思議なもの」と語った。
>>全仏OP決勝進出 フワリンスカとは? うつ病から復帰・ウエアスポンサーなし・大活躍もホテル代が…<<>>【動画】19歳アンドレーワ 全仏OP制覇で四大大会初V!優勝を決めた瞬間!<<>>【賞金】フワリンスカ 全仏OP準優勝でいくら獲得?ドローも公開中!<<>>ズベレフvsコボッリ 決勝 1ポイント速報<<24歳のフワリンスカは今大会、予選3試合を勝ち抜き本戦に初出場を果たすと、1回戦で世界ランク56位の
ジェン・チンウェン(中国)、2回戦で第23シードの
E・メルテンス(ベルギー)、3回戦で同49位の
M・サッカリ(ギリシャ)、4回戦で同92位の
D・パリー(フランス)、準々決勝で第22シードの
A・カリンスカヤ、準決勝で第25シードの
D・シュナイデルを下し決勝進出を果たした。
19歳で世界ランク8位のアンドレーワとの顔合わせとなった決勝戦、フワリンスカは3度のブレークに成功するなど奮闘するも、アンドレーワの前に29本のアンフォーストエラーを犯し、サービスゲームでは7度のブレークを奪われ1時間22分で力尽きた。
それでも今大会、予選から快進撃をみせ、オープン化以降では同大会で史上初めて予選勝者として決勝に進出し準優勝を飾ったフワリンスカ。
今大会前まではツアー下部大会では優勝を飾るなどしていたが、ツアー大会では目立った成績を挙げられず、世界ランキングではトップ100入りも果たしたことがなかった。
また、2019年からうつ病に苦しみ、2021年には一時競技を離れるという苦しい経験もした。
それでも地道にプレーを続けてきたフワリンスカは、ほぼ無名の選手として迎えた今大会で一気にブレーク。大躍進を遂げ準優勝に輝いた。
フワリンスカはプロの大会に出場し始めてから今大会前までの約10年間で86万4,030ドル(約1億3,700万円)の賞金を獲得してきたが、今大会では準優勝で140万ユーロ(約2億5,600万円)を獲得。1大会でこれまでの生涯獲得賞金の約2倍となる超高額賞金を手にした。
また、今大会の活躍で大会後に更新される世界ランキングは急上昇。自己最高位となる世界ランク21位になる見込みとなっている。
まさに夢のような今大会を終えたフワリンスカは、決勝後の会見で大会を振り返った。
「間違いなく忘れられない(予選からの)3週間だった。本当に素晴らしい時間だった。この3週間は絶対に忘れない」
「今日は本当に厳しい試合だった。ミラ(アンドレーワ)は今日はるかに良いプレーをしていて、彼女は勝つに値した」
「でも、自分の努力には誇りを持っている。もちろん全力を尽くした。自分を誇りに思っていいと思う」
「突然こんなに大きな飛躍を遂げたけれど、実際には(テニスを始めてから)18年間の努力と忍耐、そして粘り強さの賜物。この場所に立つために、本当に多くのことを乗り越えなければならなかった」
「時に人生は不思議なもの。だから、自分のやるべきことをやり続けて、いつか上手くいくと信じるしかない。そして、それが実現して本当に嬉しい」
一方、優勝を飾ったアンドレーワは四大大会初制覇を成し遂げた。
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