テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は日本時間6日(現地5日)、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第26シードのJ・メンシク(チェコ)を7-5, 6-2, 3-6, 6-3の熱戦の末に下し、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。悲願の四大大会初制覇まであと1勝に迫ったズベレフは会見で、準優勝に終わった2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝を振り返り、当時からの成長について語った。
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29歳で世界ランク3位のズベレフは、これまで四大大会決勝で3度敗れており、2020年の全米オープン、2024年の全仏オープン、2025年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。悲願のグランドスラム初制覇を目指して今大会に臨んでいる。
準決勝では20歳で世界ランク27位のメンシクと対戦。第1セットは終盤まで互いにサービスキープが続く展開となったが、ズベレフが5−5で迎えた第11ゲームでブレークに成功。そのまま第1セットを先取すると、第2セットも主導権を握り2セットアップとした。
第3セットはメンシクの反撃を受けて落としたものの、第4セットでは立ち上がりから3ゲームを連取。流れを引き戻し、3時間1分で勝利を決めた。
試合後の会見でズベレフは、メンシクについて次のように語った。
「第3セットの彼は本当に素晴らしかった。明らかにレベルを上げてきたよ。でもグランドスラムは5セットマッチだ。相手が良いプレーをする時間帯は必ずあるし、それに対応しなければならない。今日はそれができたし、日曜日(決勝)も素晴らしい試合ができればと思う」
また、「この2週間のプレーは本当に素晴らしかった。ここまでで最も厳しい相手になると分かっていた。それでも勝つことができたのでうれしい」とメンシクを称賛した。
ズベレフはこれが自身4度目の四大大会決勝となる。2020年の全米オープンではD・ティーム(オーストリア)に2セットアップから逆転負けを喫し、あと一歩のところでタイトルを逃した。会見では当時との違いについて問われると、「あの頃はサーブ、特にセカンドサーブに本当に苦しんでいた。いつ崩れてもおかしくないという不安を抱えていた」と回想。
「今はそこが大きく違う。幸いにも今は自信を持って打てている」と語り、自身の成長を強調した。
今大会のズベレフは、優勝候補だった第1シードのJ・シナー(イタリア)や第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が早期敗退するなか、自身は6試合でわずか2セットしか落とさず勝ち上がってきた。
なお、ズベレフは今回の勝利により四大大会決勝進出回数を「4」に伸ばし、S・ワウリンカ(スイス)と並び現役選手で5位タイとなった。
決勝では第10シードのF・コボッリ(イタリア)と対戦する。コボッリは準決勝で対戦予定だった世界ランク104位のM・アルナルディ(イタリア)が体調不良で棄権したため、試合を行うことなく四大大会初の決勝進出を決めている。
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