テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は日本時間6日(現地5日)、第10シードのF・コボッリ(イタリア)と世界ランク104位のM・アルナルディ(イタリア)の男子シングルス準決勝が行われる予定だったが、アルナルディが体調不良のため試合前に棄権を表明。これにより、コボッリが思わぬ形で四大大会初の決勝進出を決めた。会見では棄権が知らされた際の心境について「泣きそうになった」と明かした。
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24歳で世界ランク14位のコボッリが同大会に出場するのは4年連続4度目。最高成績は昨年の3回戦進出となっていたが、今大会は3回戦まで1セットも落とさない安定した戦いぶりで勝ち上がり、4回戦で同85位のZ・スヴァイダ(アメリカ)、準々決勝で第4シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を破り、四大大会で初のベスト4進出を果たした。
準決勝では25歳のアルナルディと、四大大会男子シングルス史上初となるイタリア勢同士の準決勝を戦う予定だったが、試合開始を前にアルナルディが体調不良により棄権。コボッリは試合を行うことなく決勝進出を決めた。
会見でコボッリは、アルナルディから棄権を伝えられた際の心境を明かした。
「今は話すのがつらい。彼が1時間ほど前に僕のところへ来たとき、泣きそうになった。まったく予想していなかったことだからね。僕はこの試合を戦う準備をしていたし、彼が来たときは本当に悲しかった」
「もちろん今週ここまで勝ち上がれたことは嬉しい。彼が来る少し前には、トップ10入りが決まったことを父やチームのみんなと抱き合って喜んでいた。でも今は悲しさと嬉しさの両方を感じている」
また、コボッリはアルナルディについても言及した。
「マッテオは僕たち全員にとって大きな刺激を与えてくれる存在だ。素晴らしい選手であり、素晴らしいプロフェッショナルでもある。試合への準備や集中力の保ち方など、コート外での姿勢はツアーでもトップクラスだと思う」
「彼は今週の結果にふさわしい。僕たちはみんな彼の実力を知っていたし、この結果は誰もが期待していたものだった。彼のテニスは本当に素晴らしいし、今後の活躍を願っている」
なお、コボッリは決勝で第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で第26シードのJ・メンシク(チェコ)を下しての勝ち上がり。
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