男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は15日、ダブルス準決勝が行われ、第2シードのH・ヘリオバーラ(フィンランド)/ H・パッテン(イギリス)組が第7シードのS・ボレッリ(イタリア)/ A・ババソリ(イタリア)組を6-4, 6-3のストレートで下し初の決勝進出を果たした。この試合では非常に際どい審判泣かせの珍しい場面があった。
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同大会は今季の獲得ポイント上位8ペアのみが出場できるシーズン最後の大会。4ペアずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2ペアが準決勝に進出する。
36歳のヘリオバーラと29歳のパッテンは今大会、予選ラウンドロビンを2勝1敗で2位通過し、ペアとして2年連続2度目の4強入りを果たした。
この日の準決勝の第1セット、ヘリオバーラとパッテンが第3ゲームで先にブレークに成功しリードして迎えた第5ゲームで珍しいプレーが発生する。ラリーの中でヘリオバーラの放ったボレーがボレッリに触れたとし、主審がプレーを止めヘリオバーラとパッテンにポイントを与えた。しかし、一見するとボールがボレッリに触れていたようには見えず、4選手全員が状況を呑み込めない事態となった。
ボレッリとババソリはすかさずビデオ判定を要求。するとリプレー映像ではわずかにボールがボレッリのウエアをかすめたようにも見える映像が流れた。
主審はこの映像を確認し、当初の判定を覆さずボールがわずかにボレッリに触れたとしてポイントをヘリオバーラとパッテンに与えた。
ボールがボレッリの身体の横を通った際に、確かにウエアが揺れているようには見えるが、ボールが触れてウエアが揺れたかどうかまでははっきりと確認できず、非常に際どい審判泣かせのプレーとなった。地元イタリアのペアがポイントを落とす形となり、会場からはブーイングも起きた。それでもこのゲームはボレッリとババソリがキープしている。
その後、試合は1ブレークのリードを守ったヘリオバーラとパッテンが第1セットを獲得。第2セットでも2度のブレークに成功したヘリオバーラとパッテンがストレート勝ちを収め決勝進出を果たした。
ヘリオバーラとパッテンが同大会のダブルスで決勝に進出するのはペアとしても個人としても初となった。
勝利したヘリオバーラとパッテンは決勝で第5シードのJ・ソールズベリー(イギリス)/ N・スクプスキ(イギリス)組と対戦する。同ペアは準決勝で第1シードのJ・キャッシュ(イギリス)/ L・グラスプール(イギリス)組を下しての勝ち上がり。
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