男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は17日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-5, 6-2のストレートで破り、準決勝進出に向け大きな1勝を手にした。
>>ツアーファイナル組合せ表<<大会初日に第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)から1勝目をあげていたフェデラーは今回の勝利で2勝0敗とした。また、8月のシンシナティ・マスターズ決勝から負けなしだったジョコビッチの連勝記録を23でストップさせると同時に、準決勝進出を濃厚にした。
大会初日に第8シードの
錦織圭(日本)に圧勝したジョコビッチに対し、この日フェデラーは強烈なフォアハンドを武器に対抗。第1セットでは第12ゲームでブレークしてセットカウント1-0する。
第2セットは第2ゲームでブレークするも、第3ゲームでブレークバックを許す。しかし、勢いが衰えないフェデラーは第6ゲームで最後バックハンドのパッシングショットがネットインし、このセット2度目のブレークに成功。第8ゲームでは最後ジョコビッチのフォアハンドがアウトし、フェデラーが勝利した。
過去のツアーファイナルでフェデラーは、2003・2004・2006・2007・2010・2011年に優勝を飾っており、昨年はジョコビッチとの決勝を前に棄権を申し入れ準優勝に終わっていた。
両者の対戦は今回が43度目で、フェデラーは対ジョコビッチ戦を22勝21敗とした。
また、同日に行われたグループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンでは、第8シードの錦織が第6シードのベルディヒをフルセットで下し、準決勝進出に望みをつないでいる。
準決勝進出を狙う2勝0敗のフェデラーは、19日に1勝1敗の錦織と対戦する。
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