テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第27シードの22歳
B・トミック(オーストラリア)を6-3, 6-3, 6-3のストレートで下し、7年連続の4回戦進出を決めた。
【会場でしか買えない 全英タオル】この試合、ジョコビッチは完全に主導権を握り、トミックに1度もブレークを許さない試合を展開。コースを巧みについたストロークでトミックを圧倒し、最後はサービスエースを決めたジョコビッチが1時間32分で難なく4回戦へ駒を進めた。
勝利したジョコビッチは、4回戦で第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、今年の全仏オープン決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に逆転を許し準優勝。生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)の達成は次に持ち越された。
グランドスラムでは8度の優勝を誇るジョコビッチ。過去のウィンブルドンでは、2011・2014年で2度タイトルを獲得しており、昨年の決勝ではフェデラーに接戦を制して優勝を飾った。今回は大会3度目、2連覇を狙う。
また、今大会のシード勢が順当に勝ち上がった場合、ジョコビッチは準々決勝で第5シードの
錦織圭(日本)と対戦する組み合わせとなっていたが、錦織は左ふくらはぎの負傷により棄権。期待されていた対戦は実現されなかった。
錦織もジョコビッチとの対戦を意識していたようで「芝でも良いプレーが出来ていたので、彼(ジョコビッチ)と対戦するチャンスを逃してしまったことを、とても残念に思う。」と、素直な気持ちを述べていた。
【ウィンブルドン 男子シングルス対戦表】
■関連ニュース■
・ジョコ 全英去る33歳に完勝・ジョコ 練習再開は10日前・錦織 ジョコ戦逃し悔やむ
■最新ニュース■
・スタン 貫禄の勝利・キリオス 逆転でリベンジ成功・ナダル撃破ブラウン 自画自賛