テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は1日、男子シングルス2回戦が行われ、昨年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が
J・ニエミネン(フィンランド)に6-4, 6-4, 6-3のストレートで勝利して3回戦進出を決めた。
【会場でしか買えない 全英タオル】この試合、ジョコビッチは第1セットの第1ゲームでニエミネンにブレークを許すも、第6・10ゲームでブレークに成功してこのセットを先取。
現在33歳のニエミネンは、今季中に引退することを表明しており、今大会は現役最後のウィンブルドンとなる。少しでも長くコートで試合がしたいという気持ちがプレーにも表れ、ジョコビッチに打ち勝つ場面も見られた。
しかし、王者ジョコビッチはその後ニエミネンに1度もブレークチャンスを与えず、1時間32分で勝利し3回戦へ駒を進めた。
両者は過去6度対戦しており、対戦成績はジョコビッチから5勝1敗。ジョコビッチは2009年に1度だけニエミネンに敗れている。
勝利したジョコビッチは、3回戦で第27シードの
B・トミック(オーストラリア)と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、今年の全仏オープンで生涯グランドスラム達成(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)を
S・ワウリンカ(スイス)に阻まれ、準優勝に終わった。
過去のウィンブルドンでは、2011・2014年で2度タイトルを獲得しており、ジョコビッチは今大会で2連覇を狙う。
シード勢が勝ち上がった場合、ジョコビッチは準々決勝で第5シードの
錦織圭(日本)と対戦する組み合わせとなっていたが、錦織は左ふくらはぎの負傷により棄権。
S・ヒラルド(コロンビア)が不戦勝で3回戦に駒を進めることとなった。
一方、敗れたニエミネンは1回戦で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。現在33歳のニエミネンは今季中に引退することを表明しており、現役最後のウィンブルドンでは2回戦で姿を消すこととなった。
【ウィンブルドン 男子シングルス対戦表】
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