テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、女子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
A・サバレンカは第13シードの
A・アニシモワ(アメリカ)に4-6, 6-4, 4-6のフルセットの激闘の末に敗れ準決勝敗退となり、決勝進出を逃した。
>>PR 6/30(月)~7/13(日)「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】世界1位撃破し決勝進出!アニシモワ 勝利の瞬間!<<>>アニシモワ、シフィオンテクら ウィンブルドン組合せ<<27歳で世界ランク1位のサバレンカが同大会に出場するのは2年ぶり6度目。最高成績は2021年と2023年のベスト4となっている。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク194位のC・ブランスタイン(カナダ)、2回戦で同48位の
M・ブズコバ(チェコ)、3回戦で同40位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)、4回戦で第24シードの
E・メルテンス(ベルギー)、準々決勝で同104位の
L・シゲムント(ドイツ)を下し4強入りした。
世界ランク12位のアニシモワとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、両者キープを続ける拮抗した展開となった中、終盤の第10ゲームでサバレンカは相手にセットポイントとなるブレークポイントを握られると、最後はダブルフォルトを犯してブレークを許し先行される。
それでも第2セット、サバレンカは第7ゲームでこの試合初のブレークを果たすと、その後アニシモワにブレークバックを許さず、1セットオールに追いつく。
しかしファイナルセット、両者2度ずつブレークを奪い合い迎えた第10ゲームでサバレンカは3度目のブレークを許し力尽きた。
サバレンカは試合後会見に登場。先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝で
C・ガウフ(アメリカ)に敗れた直後に行われた会見では、失意のうちにガウフに対して敬意を欠く発言をしたとして批判を浴びたサバレンカだったが、この日は落ち着いた様子で会見に臨んだ。
「彼女(アニシモワ)の方が上手だった(笑)みんな、これは本当だよ」
「負けるのは本当に辛い。いつも死にたい、もう存在したくない、人生が終わったような気持ちになる。でも、少し座って試合で何ができたのか考えると、試合中に自分がベストの状態でなかった部分が見えてくる。相手の方がずっと良いプレーをしているのも分かる。物事がより良く見えるようになる」
「でも、負けた瞬間が一番最悪。だって、毎回大会に出場して最終段階まで進むと、夢に近づいていると思う。でも、試合に負けると『ああ、これで終わりか』って感じてしまう」
「今日は彼女の方が勇敢だったと言わざるを得ない。私がポイントを取ろうとしていたとき、彼女は全てを狙いにきていた。よりアグレッシブにプレーしていた。私は腕を止めてしまい、本来ならしてはいけないミスを犯してしまった」
「今日はもう少し勇気を持って、自分がランキングトップでありそれができるということを意識すべきだったと思う。試合中、どこかの時点でそのことを忘れていたんだと思う」
ただ、アニシモワがネットインによってポイントを獲得した場面で謝らなかったことについて問われると、チクリと批判した。
「謝りたくないの?とは思ったけれど、彼女はただこの試合に勝ちたかっただけだと思う。これは彼女側の問題。もし彼女にあの難しい状況でポイントを取ったことについて謝る気がないなら、それは彼女側の問題だ」
一方、勝利したアニシモワ四大大会で初の決勝進出を果たした。アニシモワは決勝で第8シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは準決勝で世界ランク35位の
B・ベンチッチ(スイス)を下しての勝ち上がり。
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