テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間8日(現地7日)、男子シングルス4回戦が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第11シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を1-6, 6-4, 6-4, 6-4の逆転で下し、5年連続16度目のベスト8進出を果たした。試合後の会見でジョコビッチは、世界ランク1位の
J・シナー(イタリア)と同2位の
C・アルカラス(スペイン)との対戦に自信を覗かせた。
>>PR 6/30(月)~7/13(日)「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】ジョコビッチ 逆転勝ちで8強、勝利の瞬間!<<>>シナー、アルカラス、ジョコビッチら ウィンブルドン組合せ<<38歳で世界ランク6位のジョコビッチが同大会に出場するのは5年連続20度目。過去7度の優勝を誇っている。
今大会は1回戦で世界ランク41位の
A・ミュレール(フランス)、2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同154位の
D・エヴァンス(イギリス)、3回戦で同49位の
M・キツマノビッチ(セルビア)を下し4回戦に駒を進めた。
26歳で世界ランク11位のデ ミノーとの顔合わせとなった4回戦の第1セット、ジョコビッチは4度のダブルフォルトを犯すなど精彩を欠き、3度のブレークを奪われ先行される。
それでも第2セット、ジョコビッチは2度のブレークを許しながら、自身は3度のブレークを果たし1セットオールに追いつく。
続く第3セット、両者ともにキープを続け迎えた第9ゲームでジョコビッチはブレークに成功し、このセットも獲得。勝利に王手をかける。
そして第4セット、第1ゲームでブレークポイントを活かすことができなかったジョコビッチは直後のサービスゲームを落とすも、その後2度のブレークを果たして勝利を収めた。
試合後の会見でジョコビッチは、元世界ランク1位で自身の元コーチである
G・イバニセビッチ(クロアチア)が現在のテニス界を牽引している世界ランク1位のシナーと同2位のアルカラスに勝てるのはジョコビッチだけであり、今大会でもジョコビッチは優勝候補だと発言したことについて見解を問われた。
「ゴラン(イバニセビッチ)のことが大好きだし、彼も僕を愛してくれて嬉しい。でも、今のところ彼ら2人(シナーとアルカラス)に対して優位に立てているとは思っていない」
「でも、おそらくあの2人に勝つならここ(ウィンブルドン)が1番のチャンスだと思う。もし彼らのうちの1人か2人と対戦することになったら、それは決勝まで勝ち進むという意味で、もちろん勝つためにベストを尽くすつもりだ」
「僕にはチャンスがあると思っている。それは間違いない。ここ数年の芝での成績は、このサーフェスに対する僕の自信の証だと思う。今年は本当に良いテニスができている。だから、自分自身に満足している。自信がある。最後まで勝ち進むモチベーションもある。どうなるか見てみよう」
勝利したジョコビッチは準々決勝で第22シードの
F・コボッリ(イタリア)と対戦する。コボッリは4回戦で世界ランク83位の
M・チリッチ(クロアチア)を下しての勝ち上がり。
■関連ニュース
・ウィンブルドン史上最速サーブ記録・過去最高額 ウィンブルドン賞金一覧・伊藤 あおい「モチベーションは賞金」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング