男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、芝)は11日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)がラッキールーザーの
M・バッヒンガー(ドイツ)を7-6 (7-2), 6-3のストレートで下し、今季3度目のベスト8進出を果たした。
両者は今回が2度目の対戦となり、チリッチはバッヒンガーとの対戦成績を2勝0敗とした。
この試合、チリッチは3本のダブルフォルトを犯すも、11本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入った41本中36本をポイントに繋げた。第1セットはタイブレークの末に先取。第2セットでは1ブレークに成功し、1時間28分で勝利を決めた。
準々決勝でチリッチは、予選勝ち上がりの
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。
世界ランク9位のチリッチは、2007年の同大会に1度だけ出場しており、その時は予選を勝ち抜いて本戦入り。本戦では2回戦で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れた。
今回は2007年以来8年ぶりに出場し、初戦となる2回戦でバッヒンガーを退けて8強入りとなった。
チリッチは昨年末から右肩の怪我により、今季は思うような結果を残せていない。しかし、先週の全仏オープンでは4回戦まで勝ち進み、復活の兆しを見せている。
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