- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

大健闘 錦織に奇跡起きず

テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、男子シングルス準々決勝が行われ、四大大会初優勝を狙っていた第5シード錦織圭(日本)はアウェー戦で大健闘するも、最後、奇跡は起きなかった。地元の大声援を一身に受ける第14シードのJW・ツォンガ(フランス)に1-6, 4-6, 6-4, 6-3, 3-6の激闘の末に敗退。日本男子で1933年以来となる82年ぶりのベスト4入りとはならなかった。

2セットダウンから2セットオールに追いつき、これまで相性の良かったツォンガに対して、ファイナルセットでは錦織に試合の流れが傾くかと思われた。

4回戦からハチマキを巻いていた錦織は、準々決勝でもハチマキ姿で登場。強風が吹く中で始まった錦織とツォンガの1戦。今大会好調の錦織だったが、ツォンガ戦では別人だった。

センターコートのフィリップ・シャトリエはツォンガへの大歓声。錦織は完全なアウェーの状況に加え、第1・2セットでは明らかに身体が硬く、ミスを連発。

ポイント間で足を動かし、ツォンガの強力なフォアハンドを封じようとバックハンドへボールを集めて、なんとか反撃の糸口を見つけようとするが、全てと言っていいほど上手くいかなかった。

チャンスボールを叩いてもことごとく拾われ、最後は錦織がミス。前に出てツォンガにプレッシャーをかけようとするもネット。流れを変えようとドロップショットを放つも決まらない。

ファーストサービスの入る確率も低く、サービスゲームでリズム乗れないことが影響して、第1セットではサービスキープすら出来なかった。さらに錦織は、伸びのあるフォアハンドを打つツォンガの球威におされた。

第1セットの第4ゲームで審判に抗議、第2セットの第6ゲームではラケットを投げつけた錦織は、ブーイングを浴びた。

対照的にツォンガはサービスエースを決めるなどで勢いに乗り、笑顔が出るほどの余裕。ホームでの戦いを楽しんでいるようだった。

この絶体絶命だった状況の中、第2セットの第7ゲームを終えた時点で、観客席に金属片が落ちて、観客が怪我を負うハプニングが起きた。

30分以上の中断が挟まるも、試合が再開。ここから錦織の逆襲が始まる。

冷静さを取り戻したのか、それまでキレがなかったショットに伸びが出て、ラリー戦になればポイントは錦織。いつの間にか試合は錦織ペースになり、セットカウントは2-2。ツォンガに対する観客の声援も少なくなり、錦織は会場の空気を自分のものにした。

勝負のファイナルセット、第4ゲーム、錦織のサービスゲームで試合が動く。

40-15と錦織がゲームポイントを握るも、ダブルフォルトを犯したことが影響してツォンガに痛恨のブレークを許す。ここからツォンガと観客はさらに加速するのに対し、錦織は反撃を見出せずに敗れた。

試合を通して錦織は52本の凡ミス、6本のダブルフォルト。トータルポイントはツォンガ149、錦織129。また、ツォンガの強烈なファーストサービスが入った時には83パーセントの高い確率でポイントをとられ、44本のウィナーを決められた。

敗れはしたものの、今年の錦織は結果を残している。全豪オープンでベスト8へ進出。クレーコートシーズンでは、バルセロナ大会でクレー初2連覇、昨年準優勝のマドリッド・マスターズで4強入り。ローマ・マスターズでは王者N・ジョコビッチ(セルビア)が雄叫びをあげるほどの善戦。

全仏オープンが終わった錦織、これからは芝のシーズンへ突入する。4回戦が最高成績であるウィンブルドンで、錦織は再びグランドスラム初優勝へ挑戦する。

【錦織圭 全仏オープン戦歴】

<2015年>
・1回戦 勝利 P・H・マチュー(フランス) 6-3, 7-5, 6-1
・2回戦 勝利 T・ベルッチ(ブラジル) 7-5, 6-4, 6-4
・3回戦 勝利 B・ベッカー(ドイツ) 不戦勝
・4回戦 勝利 T・ガバシュビリ(ロシア) 6-3, 6-4, 6-2
・準々決勝 敗退 JW・ツォンガ 1-6, 4-6, 6-4, 6-3, 3-6

<2014年>
・1回戦 敗退 M・クリザン(スロバキア) 6-7 (4-7), 1-6, 2-6

<2013年>
・1回戦 勝利 J・レヴィン(アメリカ) 6-3, 6-2, 6-0
・2回戦 勝利 G・ゼミヤ(スロベニア) 6-1, 5-7, 6-1, 6-4
・3回戦 勝利 B・ペール(フランス) 6-3, 6-7 (3-7), 6-4, 6-1
・4回戦 敗退 R・ナダル(スペイン) 4-6, 1-6, 3-6

<2011年>
・1回戦 勝利 ルー・イェンスン(台湾) 6-1, 6-3, 6-4
・2回戦 敗退 S・スタコフスキ(ウクライナ) 1-6, 6-3, 3-6, 6-7 (3-7)

<2010年>
・1回戦 勝利 S・ヒラルド(コロンビア) 2-6, 4-6, 7-6 (7-3), 6-2, 6-4
・2回戦 敗退 N・ジョコビッチ 1-6, 4-6, 4-6

<2008年>
・予選1回戦 勝利 J・M・アラングレン(アルゼンチン) 1-6, 6-3, 6-2
・予選2回戦 敗退 S・グロイル(ドイツ) 2-6, 5-7

>>全仏オープン男子ドロー表<<






■関連ニュース■ 

・錦織 アウェー戦に屈する
・修造が錦織を祝福&絶賛
・ガバ、錦織は「長く続かない」


■最新ニュース■ 

・ジョコ ナダル戦「誰もが予想」
・ナダル「最も厳しい準々決勝」
・実現決定 ジョコvsナダル
(2015年6月3日5時27分)

その他のニュース

11月24日

垣根を超えるテニスイベント開催 (19時01分)

伊藤あおい ITFツアー今季3度目V (17時57分)

清水悠太 待望V「準優勝しすぎて…」 (17時19分)

清水悠太 逆転勝ちで悲願の初V (15時33分)

【1ポイント速報】清水悠太vsトゥ 決勝戦 (13時38分)

本田/眞田の10代ペア 決勝進出ならず (13時09分)

ジョコのコーチにマレー「本当?!」 (11時38分)

西岡良仁ら 日本勢11名出場 (9時15分)

イタリア 国別対抗戦デ杯2連覇王手 (8時02分)

ジョビッチのコーチにマレー就任 (5時54分)

11月23日

清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ (16時53分)

【1ポイント速報】清水悠太 横浜慶應チャレンジャー準決勝 (15時23分)

伊藤あおい 高崎OPでV王手 (14時56分)

SBCドリームテニスFinalに西岡参戦 (14時23分)

清水悠太、坂本怜下し4強 (13時03分)

45歳以上国別対抗戦、日本が準V (11時56分)

元複1位が38歳で引退決断 (9時28分)

オランダ 104年の歴史で初の決勝へ (8時15分)

11月22日

伊藤あおい 4強入り、1日3試合戦う (20時20分)

清水悠太 日本人対決制し8強 (17時29分)

デビスカップ 4強出揃う (16時11分)

モヤ綴るナダル「感謝と労い」 (15時17分)

坂本怜 10代対決制し初の8強入り (14時12分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー2回戦 (13時57分)

望月慎太郎 ストレート負けで8強ならず (12時11分)

45歳以上国別対抗戦 日本男子がV王手 (9時52分)

“鉄板”シナーで2連勝 連覇狙う伊4強 (8時21分)

米を下した豪 3年連続デ杯4強へ (7時31分)

11月21日

伊藤あおい/齋藤咲良ペア 初戦突破 (19時58分)

ラファエル・ナダル 記録一覧 (18時41分)

あなたも日本テニス界を盛り上げる一員に! (17時02分)

残り3日でまだ1回戦 (15時41分)

クリロナら ナダル引退惜しむ (14時19分)

大坂なおみ カムバック賞の候補に (12時10分)

ドイツ快勝、カナダ下し4強入り (9時57分)

イタリア 11年ぶり5度目のV (8時34分)

【動画】ジョコビッチがマレーのコーチ就任を発表 (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!