テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位
N・ジョコビッチ(セルビア)が第20シードの地元
R・ガスケ(フランス)を6-1, 6-2, 6-3のストレートで下し、全仏10度目のタイトル獲得を狙う第6シード
R・ナダル(スペイン)との準々決勝へ進出した。試合後、ジョコビッチはナダル戦に向けて語った。
決勝戦とも言えるこの好カードは、大会11日目の現地3日に実現する。
ジョコビッチは「誰もが予想し、期待していた対戦だろう。こんなに早いラウンドで彼(ナダル)と対戦するのは慣れていない。でも、これが現実だし、お互いが受け入れなければならないチャレンジなんだ。」と、ビッグマッチについて語った。
2012・2014年の全仏オープン決勝でナダルと対戦したジョコビッチは、惜しくも準優勝に終わった。
今年の全豪オープン優勝で、ジョコビッチはグランドスラム8度目のタイトル獲得。
そんなジョコビッチは全仏オープンの優勝で生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成となる。これまで優勝のない全仏オープンで、過去10度の敗戦中6度がナダルに敗れている。
しかし、それは恥ずべきものには値しない。なぜなら、ナダルは1日、
J・ソック(アメリカ)に勝利したことで全仏オープン70勝1敗、39連勝中の驚異的な記録を誇っているからだ。ナダルは14度のグランドスラム優勝中9度が、この全仏オープンで達成しているが、これは1つのグランドスラムで達成した史上最多優勝回数となっている。
ナダルとって唯一の敗戦は2009年の4回戦で、その時は
R・ソダーリン(スウェーデン)に敗れた。
準々決勝で対戦するナダルとは、今回が通算44度目の顔合わせ。両者は過去43度対戦しており、全仏オープンだけで見るとナダルが6戦全勝。
【ノヴァーク・ジョコビッチ vs ラファエル・ナダル 全仏オープン対戦成績】
<2014年>
・決勝 R・ナダル 3-6, 7-5, 6-2, 6-4 N・ジョコビッチ
<2013年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7 N・ジョコビッチ
<2012年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-3, 2-6, 7-5 N・ジョコビッチ
<2008年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 6-2, 7-6 (7-3) N・ジョコビッチ
<2007年>
・準決勝 R・ナダル 7-5, 6-4, 6-2 N・ジョコビッチ
<2006年>
・準々決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 途中棄権 N・ジョコビッチ
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