テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は12日、車いす部門の女子シングルス決勝が行われ、第1シードの
上地結衣は第4シードのワン・ズーイン(中国)に3-6, 3-6のストレートで敗れ準優勝となり、生涯ゴールデンスラム達成を逃した。表彰式で上地は「本当に勝ちたかった」と語った。
>>PR 6/30(月)~7/13(日)「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】上地結衣 ウィンブルドン準Vで偉業はお預け、試合終了の瞬間<<>>上地結衣vsワン 1ポイント速報・結果<<>>シフィオンテクvsアニシモワ 1ポイント速報<<31歳で世界ランク1位の上地が同大会に出場するのは5年連続9度目。最高成績は2022年の準優勝となっている。
今大会は1回戦で世界ランク6位のA・ベルナール(コロンビア)、準々決勝で同8位のL・デ グリーフ(オランダ)、準決勝で第3シードのリ・シャオフイ(中国)を下し決勝に駒を進めた。
決勝はこれまで8勝1敗と大きく勝ち越している26歳で世界ランク4位のワンとの顔合わせに。
迎えた決勝戦、上地はワンから4度のブレークを果たしたものの、ファーストサービス時のポイント獲得率が52パーセントに留まり相手に7度のブレークを許す。試合を通じて55本ものウィナーをワンに決められた上地は1時間38分で力尽きた。
上地は昨年のパリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で金メダルを獲得。今大会では、世界ランク5位の
D・デフロート(オランダ)に次ぐ、女子シングルスで史上2人目となる四大大会とパラリンピックを全て制覇する「生涯ゴールデンスラム」達成を狙ったが、偉業はお預けとなった。
試合後の表彰式で上地は「少し受け入れることが難しいですが、今日はズーインを祝福したいと思います。あなは今日とても良いプレーをしていました。対戦していてとても大変でした」とワンを祝福。
続けて関係者に感謝を伝えた上地は「今日は本当に勝ちたかったですが、20年プレーを続けてきてまだ向上できることを嬉しく思います。次はこのタイトルを取りたいです」と語った。
一方、勝利したワンはこれが四大大会初優勝。また、アジア勢として同大会初制覇を成し遂げた。
【PR】東レPPO 2025 チケット販売中!!
■関連ニュース
・ジョコ「あの2人に勝つならここ」・過去最高額 ウィンブルドン賞金一覧・杉村太蔵 45歳以上ダブルスで準V■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング