テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、過去9度の全仏タイトルを獲得している第6シードの
R・ナダル(スペイン)が、地元の18歳Q・アリス(フランス)を6-3, 6-3, 6-4のストレートで下して好発進。ナダルは試合後の会見で、1回戦を振り返った。
>>ラファエル・ナダル商品一覧<<今季、クレーコートシーズンで結果を残せていないナダルは「シーズンの中にアップダウンがあるのは当たり前だし、大会中でももちろんアップダウンはあり得る事。」と、話した。
「何とかそれ(アップダウン)を避けようとしているし、ここで良いプレーをして全力で戦うつもりだよ。」
この日、サービスエースはなかったものの、ファーストサービスが入った50本のうち41本をポイントに繋げた。
さらにナダルが最も得意としているフォアハンドのショットが火を噴いた。ウィナーは26を記録、凡ミスは13。
18歳のアリスに対して、容赦なく強力なショットを打ち続けたナダルは「今日の感触はいい感じだった。フォアハンドのコースの打ち分けが良かったし、とてもいいダウンザライン(ストレートへのショット)が打てた。」と、好感触。
トータルポイントではナダルの96に対して、アリスは63と大差をつけた。
今回の勝利で、全仏オープンでの通算成績を67勝1敗としたナダル。大会前には「ナダル伝説に終止符」と囁かれるも、今回の初戦を終えた段階では自分自身に合格点を与えた。
「最初の試合としては十分だし、いいフォアハンドをたくさん打てたから良かったよ。」
前人未到10度目の全仏制覇へ前進したナダルは、2回戦で同胞の
N・アルマグロ(スペイン)と対戦する。
ナダルが勝ち進んだ場合、準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する組合せ。全仏オープンだけで見るとナダルが6戦全勝している。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>全仏オープン男子ドロー表<<
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