男子テニスで今季の後半に好成績を残してバークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)への道を開いた
A・マレー(英国)だが、予選ラウンドロビン第3戦で
R・フェデラー(スイス)に6-0, 6-1のストレートで敗れ、2014年度シーズンを終えた。
マレーは予選第2戦で
M・ラオニチ(カナダ)を下したが、フェデラーと
錦織圭(日本)に2敗して予選突破とはならず、今大会を終わらせた。
マレーは腰の手術で昨年の最終戦欠場を余儀なくされ、そして元コーチの
I・レンドル(アメリカ)とのコーチを解消し、厳しいシーズンを歩んだ。彼は今年9月の世界ランキングでは12位まで落ちていて、トップに戻るには思った以上な時間をかけているとのことだ。
マレーは「今年は厳しい年でした。」と言った。「振り返ってみれば、手術をしたことでそれを通じて自分の体についてもっと学ぶことができました。やっぱりそう簡単ではない。これからもっと時間を使って頑張ろうと思っていますが、また同じ苦労をしないために体をもっと大事にしていきたいと思っています」とコメントした。
腰を治して
A・モレスモ(フランス)を新コーチに迎え、7年連続で最終戦出場を決め、さらに3つのタイトルを獲得するという素晴らしいカムバックを実現させた。しかし、もしマレーが腰の手術前の好調に戻るとしたら、今回の改善はまだ足りない。
「まあ、これで十分明らかになりました」と言って、「あのレベルまでは相当遠いそうだ」と続けた。
フェデラーとマレーの対戦実績は12勝11敗で、フェデラーがリードし始めた。最後にフェデラーを倒したのが2013年の全豪オープンだった。今シーズンのマレーのフェデラー、ジョコビッチ、ナダルとの対戦実績は合計0勝9敗だ。
「しかし、テニスでは週月でも物事が大きく変わりうります。」とマレーが発言した。「フェデラーはそれの良い例です。去年、体などで結構タフな時期が彼にありました。相変わらず、フェデラーについての疑問が多かったです。しかし、彼はそれに対応できて、1位への可能性を持ちながら、ファイナルに出場しました」とコメントした。
フェデラーは次のシーズンにおいてマレーには準備が最も大事なことだと言った。
さらに、怪我をしていた経験から話すと「特にトップ選手に対して、アップアンドダウンの傾向がある。」とフェデラーが話した。
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