男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は13日、グループBの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が世界ランク10位の
D・フェレール(スペイン)を4-6, 6-4, 6-1の逆転で下し、準決勝進出に向け2勝1敗とした。
当初
M・ラオニチ(カナダ)との対戦を予定していたが、試合直前になりラオニチの右太ももの部分断裂による棄権のため、急遽フェレールに変更となり試合が行われた。
スポーツチャンネルGAORA SPORTSで生中継され、試合直後に行われたインタビューで錦織は「凄い嬉しいです。1セット目、結構良いテニスをしていたのですがその中でも取られて、2セット目なんとか盛り返して、3セット目集中して、最後は完璧なプレーが出来ました。」
テーピングを巻いている右手首について、「なんとかもっています。痛みは少しありますけど、プレーにはそこまで影響ないのでなんとかやれています。」
次の
R・フェデラー(スイス)と
A・マレー(英国)の試合結果によって準決勝進出が決まる事について、「試合を見てナーバスになるのも嫌なので、しっかり食事をして結果を見て、最後どうなるかですね。」と答えている。
この試合に勝利し2勝1敗とした錦織だが、この後に行われるフェデラーとマレーの試合でマレーがストレートで勝利すると錦織はセットの獲得率でフェデラーとマレーより劣るため、準決勝に進むことができない。
錦織は、次の試合でフェデラーがマレーから1セット取った時点で準決勝進出が決まる。
今大会グループAには
N・ジョコビッチ(セルビア)、
S・ワウリンカ(スイス)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
M・チリッチ(クロアチア)がおり、グループBにはR・フェデラー、錦織圭、A・マレー、M・ラオニチが出場している。
予選ラウンドロビンを1勝する度に200ポイントが付与され、各グループの上位2名が準決勝に進出することができ、決勝に進出するとさらに400ポイント、優勝するとさらに500ポイントが付与され、全勝優勝の場合1500ポイント付与される。
また今大会の賞金は出場者に15万5千ドル(約1736万円)、予選ラウンドロビン1勝につき15万5千ドル(約1736万円)、全勝優勝した場合207万5千ドル(約2億3千万円)が与えられる。
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