男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は11日、グループBの予選ラウンドロビン2試合目が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)は第2シードの
R・フェデラー(スイス)に3-6, 2-6のストレートで敗れ、準決勝進出に向け1勝1敗とした。
スポーツチャンネルGAORA SPORTSで生中継され、試合後に行われたインタビューで錦織は試合を振り返り、「今日はロジャー(フェデラー)と対戦してやっぱり強いなという印象が一番残っています。テンポが速いのと、なかなか自分がしたいテニスをさせてくれないのが彼の強さかなと思いました。」
「ロジャーがとても33歳だとは感じられない。まだ十分若く見えるし、驚くようなテニスも見せている。きっと今は彼にとって年齢は関係ないんだと思う。」とフェデラーについてコメントしていた。
そして「まだ1勝1敗なので、次の試合に全てかかってくるので、なるべくこの敗戦をふまえて、いい経験値にしてしっかり次に出直します。」と答えている。
また、次の
M・ラオニチ(カナダ)戦について「時間があったらしっかり観て研究して、次のラオニチ戦に備えます。」とコメントしている。
グループBではR・フェデラーが2勝、錦織と
A・マレー(英国)が1勝1敗、ラオニチが2敗としており、現段階で準決勝進出が決まっている選手はいない。
錦織とラオニチの対戦は日本時間13日23時(現地時間13日14時)以降に行われ、大会初出場で初の準決勝進出に向け、錦織がラオニチに勝利することが重要となる。
錦織とラオニチは今季5度目の対戦となり、これまでの対戦成績は4勝1敗と錦織が優勢としている。
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