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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は日曜日に決勝トーナメント準決勝を行い、第2シードのR・フェデラー(スイス)が第3シードのA・マレー(英国)と対戦、マレーを7-6(7-5), 6-2のストレートで下し、決勝へ駒を進めた。
フェデラーは第1セットの第1ゲームでいきなりブレークされてしまうが、ゲームカウント3-4の第8ゲーム、マレーのサービスゲームをブレークし、ゲームカウント4-4のタイに戻すと、試合は結局タイブレークへ。タイブレークも1-3とリードされていたフェデラーだったが、強靭な精神力をもって挽回、タイブレークを7-5で奪うと、このセットを先取する。
第2セットでも勢いを持続したフェデラーは、ゲームカウント4-2の第7ゲーム、この試合3度目のブレークに成功し、第8ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチをキープ、1時間33分の試合に終止符を打った。
フェデラーは試合を通じて20本のウィナーを放ち、またネットに出た15ポイントのうち13ポイントを獲得した。
敗れたマレーは今大会で3度目の準決勝進出だったが、今回も壁を破れずにベスト4止まりの結果に終わった。
試合後、マレーは「試合開始当初は好調だった。攻撃的だった。リターンでも積極的に攻めたよ。でもその後、彼(フェデラー)のサービスが少しずつよくなっていった一方で、僕はリターンミスが少し増えてしまった。」と、分析していた。
「彼はいいプレーをしていた。ラリーが続いた時間からすると、それほどハイレベルな試合ではなかったと思う。すぐ終わってしまったポイントがたくさんあった。試合の序盤はいいテニスができていたけど、彼が次第に調子を取り戻し、タイブレークに入ってしまった。波に乗っている彼を止めるのは本当に難しい。一度波に乗ると、どんどんプレーがよくなるんだ。第2セットの最初でそのきっかけを彼に与えてしまったように思う。」と、マレー。
フェデラー対マレー戦は今季3度目のことで、ウィンブルドン決勝ではフェデラーが勝利し同大会7度目の優勝を飾ったが、続くロンドンオリンピックの決勝ではマレーが勝利し金メダルを獲得していた。
フェデラーは今大会7度目の優勝へ向け、決勝で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
同日にはダブルス準決勝も行われ、第5シードのM・ブパティ(インド)/R・ボパンナ(インド)組が格上で第3シードのL・パエス(インド)/R・シュティエパネック(チェコ共和国)組を4-6, 6-1 [12-10]のスーパータイブレークの末に下し、決勝に駒を進めた。
両ペアは上海マスターズの決勝でも対戦、その時はパエス/シュティエパネック組が勝利し優勝しており、ブパティ/ボパンナ組は今回リベンジを果たした。
ブパティ/ボパンナ組は決勝で、第6シードのM・グラノジェルス(スペイン)/M・ロペス(スペイン)組と対戦する。同チームは準決勝で第8シードのJ・マレイ(英国)/F・ニールセン(デンマーク)を6-4, 6-3で下しての勝ち上がり。
(翻訳/森田系太郎)
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