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男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、賞金総額201万9000ユーロ、ハード)は1日、シングルス1回戦8試合が行われ、前年度チャンピオンで第1シードのD・フェレール(スペイン)がF・ベルダスコ(スペイン)との同胞対決を6-3, 6-2のストレートで制し、大会2連覇へ好発進した。
大会会場であるバレンシアに拠点を置いているフェレールは、地元の声援を力にベルダスコを圧倒。試合を通して1度もブレークを許さず、第1セットでは1度、第2セットでも2度のブレークをベルダスコから奪い、1時間23分で危なげなく勝利。大会2連覇へ向けて好調なスタートを切った。
今季3度目の優勝を狙う29歳のフェレールは、今大会がまだクレーで行われていた2008年にも優勝している相性の良い大会。準々決勝進出を懸けて2回戦では、予選を勝ち上がったV・ポスピシルと対戦する。
その他のシード勢では、第2シードのJW・ツォンガ(フランス)が主催者推薦のJ・マルティ(スペイン)を4-6, 7-5, 6-2の逆転で、第3シードのG・モンフィス(フランス)もA・モンタネス(スペイン)を6-3, 6-1のストレートで下し順当に2回戦進出を決めた。
上位8選手しか出場できないツアー最終戦への出場を狙うツォンガは、1つでも多く勝利を上げてポイントを稼ぎたいところ。この日は10本のサービスエースを記録し、19歳でスペイン期待の若手であるマルティに第1セットを奪われたものの、第2セットから本来のプレーを徐々に取り戻し、2時間17分の逆転で勝利した。
第3シードのモンフィスも、この日の試合で13本のサービスエースを叩き出し、モンタネスに1度もブレークを許さず、第1セットでは1度、第2セットでは3度のブレークをモンタネスから奪うと、1時間ちょうどの快勝で順当に2回戦へ駒を進めた。
ツォンガはE・ガルビス(ラトビア)を6-3, 6-4のストレートで倒したS・クエリー(アメリカ)と、モンフィスはP・アンジャー(スペイン)と2回戦で対戦する。
その他のシード勢では、第4シードのN・アルマグロ(スペイン)と第7シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)が敗れる波乱に見舞われた。その波乱を演じたのは主催者推薦のJ・モナコ(アルゼンチン)とM・グラノジェルス(スペイン)で、モナコはアルマグロを6-4, 3-6, 6-4のフルセットで、グラノジェルスはドルゴポロフを6-3, 6-4のストレートで退けての勝利だった。
モナコはF・フォニュイーニ(イタリア)と、グラノジェルスはM・ラオニチ(カナダ)とM・チリッチ(クロアチア)の勝者と、それぞれ2回戦を行う。
その他行われた1回戦では、K・アンダーソン(南アフリカ)が予選勝者のM・クリザン(スロバキア)を6-1, 6-4で、元世界ランク1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)も予選勝者のI・クニツィン(ロシア)を6-4, 7-6 (7-2)と、いずれもストレートで下して2回戦へ進んだ。
アンダーソンは第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)とD・ツルスノフ(ロシア)の勝者と、フェレーロは第8シードのF・ロペス(スペイン)とA・ボゴモロフJR(アメリカ)の勝者とそれぞれ2回戦で戦う。
今大会の優勝賞金は32万5000ユーロ。
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