女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は8日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク173位の
大坂なおみが同45位の
C・ブレル(フランス)を7-6 (7-2), 6-1のストレートで破り、2019年以来5年ぶり3度目の初戦突破を果たした。
>>【動画】大坂なおみ 5年ぶりに初戦突破を決めた瞬間<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<26歳の大坂は先月、約2年ぶりにクレーコート大会に参戦するもオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250)では初戦敗退。前週のムチュア・マドリッド・オープンでは1回戦で
G・ミネン(ベルギー)を下し初戦突破を果たすも2回戦で
L・サムソノヴァに敗れた。
そして今大会にはスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)を利用して出場。大坂が出場するのは3年ぶり5度目であり、最高成績は2019年の8強となっている。
この日の第1セット、開始から安定したサービスゲームを展開する大坂。リターンゲームでは第6ゲームでブレークチャンスを活かせなかったものの第8ゲームでブレークに成功。直後の第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎えるも1度のセットポイントを活かせずブレークバックを許す。
その後はお互いにサービスキープしタイブレークに突入。先にミニブレークを許した大坂だが鋭いショットを決めるなど主導権を握ると4ポイント目から6ポイントを連取し先行する。
続く第2セット、第2ゲームを2度のデュースの末にキープすると直後の第3ゲームでは4度目のブレークチャンスをものにしゲームカウント2-1とリード。その後は強烈なサーブを放つなどサービスゲームでブレークを与えず、結果的に6ゲームを連取し、1時間24分で勝利した。
勝利した大坂は2回戦で第19シードの
M・コスチュク(ウクライナ)と顔を合わせる。今大会はシード勢が1回戦免除のため、コスチュクは2回戦からの登場となる。
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