男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に出場する元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が8日に記者会見を行い、現在は「毎日が同じではない。上昇していくラインではなく、下降していくラインなんだ」と明かした。
>>西岡 良仁、ジョコビッチ、ナダルらBNLイタリア国際組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<BNLイタリア国際で過去10度優勝トロフィーを掲げている37歳のナダル。4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で約3ヵ月ぶりにツアー復帰を果たし2回戦進出を果たすと、その後のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では3試合に勝利しベスト16入りした。
今回のBNLイタリア国際で復帰後3大会連続でのツアー参戦となる。
大会前の記者会見に登場したナダルはまず「(マドリッドのあと)数日間家に戻って、土曜日にここに着いた。この数日間、多少なりとも練習はできたよ。ローマでプレーできることに興奮している。忘れられない思い出がたくさん蘇る大会だからね。ツアーでほぼ3週連続、3大会連続だ。そんなことは昔もなかったことだね(笑)。それは良いニュースだ」とコメント。
続けて現在の状態に言及した。
「毎日が同じではない。上昇していくラインではなく、下降していくラインなんだ。バルセロナでも、マドリッドでもタフな瞬間があった。でも、全体的に見れば、ラインは間違いなく上がっているかな。1ヵ月前の僕は、バルセロナ、マドリッド、そしてここローマでプレーできるなんてほとんど考えられなかったから」
「挑戦することを受け入れ、自分の思うようにプッシュできなかった瞬間があったことも事実だ。適切な方法で物事を進め、試合でのプッシュのリスクを回避することで、僕は前進し続けることができた。マドリッドでは、2日続けて3時間以上の試合をした。気持ちの面では常に良くなっている。テニスの面でもね。どうしてか?僕はベストを尽くすためにここにいる」
1回戦でナダルは予選勝者で世界ランク108位の
Z・ベルグス(ベルギー)と対戦する。
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