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フェデラーらに次ぐ3人目の記録達成

ヤニック・シナー
優勝を果たしたシナー
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は日本時間16日(現地15日)、シングルス決勝が行われ、第2シードのJ・シナー(イタリア)が第11シードのD・メドベージェフを7-6 (8-6), 7-6 (7-4)のストレートで破り、大会初制覇を果たすとともに、「ATPマスターズ1000」におけるハードコート全6大会のすべてでタイトルを獲得した。また、今回の優勝によりNittoATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含めたハードコートのビッグタイトル全てを制覇。これはR・フェデラー(スイス)とN・ジョコビッチ(セルビア)、そしてシナーしか成しえていない偉業となった。

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24歳で世界ランク2位のシナーが同大会に出場するのは2年ぶり5度目。最高成績は2023年と2024年のベスト4だった。

今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク109位のD・スブルチナ(チェコ)、3回戦で同39位のD・シャポバロフ(カナダ)、4回戦で同35位のJ・フォンセカ(ブラジル)、準々決勝で第25シードのL・ティエン(アメリカ)、準決勝で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下し決勝に駒を進めた。

決勝戦、ベースラインからストロークを放ちリズムを作る両者は互いに決めてを欠き終盤に入るも、タイブレークの接戦を制しシナーが第1セットを先取。

第2セットでもタイブレークへ入ると、一時は0-4と大きくリードされるが、そこから7ポイント連取に成功し1時間55分でタイトルを獲得した。シナーはこの試合で10本のサービスエースを記録し、ファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得。試合を通してメドベージェフに1度もブレークポイントを与えない完璧なサービスゲームを見せている。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。

「信じ続け、粘り強く戦い続けた。タイブレークでは少し積極的にショットを打つようにした。第3セットに入れば、また振り出しに戻ってしまうところだったから、このセットを締めくくるために全力を尽くしたんだ。本当に嬉しい。信じられないような結末だった。本当に、本当に厳しい試合だった。また、ダニールが再びこのレベルでプレーしている姿を見られて嬉しい。とても幸せだ。初日からここに来て、本当にハードにトレーニングを積んできた。この結果に心から満足している。ここでチームや友人たちとこの瞬間を分かち合えるのは、本当に特別なことだ」

シナーはインディアンウェルズ以外のマイアミ、シンシナティ、カナダ、上海、パリの「ATPマスターズ1000」のハードコート5大会をすでに制しているため、今大会の優勝で全6大会すべてでタイトルを手にすることとなった。

さらに、ATPは上記6タイトルに加え、NittoATPファイナルズと全豪オープン、そして全米オープンの3つを含めた計9タイトルをハードコートのビッグタイトルに設定しており、この9個のトロフィーをすべて掲げたのはフェデラー、ジョコビッチに続き、シナーが3人目の偉業となった。

一方、敗れたメドベージェフもハードコートの「ATPマスターズ1000」全6大会制覇までこの大会を残すのみで、今大会は2023年、2024年に続き3度目のBNPパリバ・オープン決勝の舞台となっていたが、またしてもあと一歩タイトルに届かなかった。


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