男子テニスのBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）は１０日、シングルス２回戦が行われ、予選勝者で世界ランク１０６位のＴ・モンテイロ（ブラジル）が第３２シードのＪ・トンプソン（オーストラリア）を6-1, 6-3のストレートで破り、大会初の３回戦進出を果たした。この試合、モンテイロは会場を沸かせた驚愕のショットを披露している。

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２９歳のモンテイロは前週のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000）では予選２試合を勝ち抜き本戦入りするとＤ・ラヨビッチ（セルビア）とＳ・チチパス（ギリシャ）を下し「ATPマスターズ」初の３回戦進出。

そして今大会も予選から出場するとまたしても２試合に勝利し本戦に参戦。１回戦では世界ランク３８位のＧ・モンフィス（フランス）をストレートで退け初戦を突破した。

そして２回戦、モンテイロは２０本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに８２パーセントの高い確率でポイントを獲得。第１セットは１ゲームしか取られず獲得すると第２セットでは２度のブレークに成功し、１時間２８分で勝利した。

なお、この日の第１セット、モンテイロはゲームカウント4-1とリードし迎えた第６ゲームで驚愕のプレーを披露し会場を沸かせる。トンプソンにドロップショットなどを交えたプレーで前後に揺さぶられたモンテイロは又抜きショットを披露。弧を描いたボールはネット際のトンプソンの頭上を越えラインいっぱいに決まっている。

勝利したモンテイロは３回戦で世界ランク５８位のＭ・キツマノビッチ（セルビア）と対戦する。キツマノビッチは２回戦で第５シードのＣ・ルード（ノルウェー）を0-6, 6-4, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。

同日には第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）、第８シードのＧ・ディミトロフ（ブルガリア）、第１１シードのＴ・フリッツ（アメリカ）、第１２シードのＢ・シェルトン（アメリカ）、第１６シードのＫ・ハチャノフらが３回戦に駒を進めた。


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