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ナダル 世界2位&3位不在に「悲しい」

ラファエル・ナダル
ラファエル・ナダル
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に出場する元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は8日、記者会見に登場。世界ランク2位のJ・シナー(イタリア)と同3位のC・アルカラス(スペイン)が今大会を欠場することについて「とても悲しい」と明かした。

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BNLイタリア国際で過去10度優勝トロフィーを掲げている37歳のナダル。4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で約3ヵ月ぶりにツアー復帰を果たし2回戦進出を果たすと、その後のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では3試合に勝利しベスト16入りした。

今回のBNLイタリア国際で復帰後3大会連続でのツアー参戦となるナダルは会見に登場。大会の公式YouTubeはその様子を公開しており、現在ツアー大会で成長を続けるシナーとアルカラスの若手2選手が負傷により欠場することについて次のように語った。

「自分自身も怪我は常にあった。それが真実。皆さんにとってヤニック(シナー)がここでプレーできないことは辛いニュースだと理解している。特に今年の彼のプレーぶりを考えるとね。でも、僕たちはそれについて何時間も話し合うことができる。なぜなら、もう何年も話し合ってきたからね。カルロス(アルカラス)とヤニックがここでプレーしていない今、その話は再びテーブルの上にある。何も変わっていない。ただ、世界最高の選手2人が今日負傷しているのは偶然だ」

「なぜ人は怪我をするのかについて話したいのであれば、はっきり言おう...。体を限界まで追い込むと最後に怪我をするし、試合がどんどん速くなると怪我をする。1年の大半をハードコートでプレーし、サーフェスが体にとって厳しくなれば怪我をする。これがシンプルな答え」

「それなら他の要因も横並びだ。それはトーナメントのこと。それはビジネスの話であり、スポーツそのものの話。結局のところ選手はお金を稼ぎたい。トーナメントも儲けたい。そうすれば、全体のサイクルがまとまる。我々はその役割を受け入れている。そして色々なことが起こる。怪我について話す必要はない。僕は怪我のせいでキャリアの中で多くの重要なトーナメントを欠場したからね。それについて文句を言うことはできない。何が起こっても受け入れて進み続けるしかない」

「怪我をしたら、しっかり回復しなければならない。彼らはまだ若い。ローマでプレーする機会はたくさんあるし、ここで多くの成功を収めるだろうね。2人は今日のどのイベント、どのトーナメントにとってもとても重要な選手。特にイタリアで行われる今大会でヤニックがプレーできないのはひどいニュースだと思う。観戦者として、彼の同僚としてでさえ、彼はここでプレーする資格があっただけにとても悲しい。それだけだ。彼にも、もちろんカルロスにもベストを尽くしてほしいし、ローラン・ギャロスで彼らに会えることを祈っている」

なお、ナダルは1回戦、予選勝者で世界ランク108位のZ・ベルグス(ベルギー)と対戦する。同試合は日本時間9日の20時(現地13時)以降に開始予定。


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