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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズである上海マスターズ(中国/上海、賞金総額324万ドル、ハード)は12日、シングルス1回戦残り12試合と2回戦1試合を行い、その2回戦に登場した第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が元世界ランク5位のT・ロブレド(スペイン)を6-0, 6-4のストレートで下し3回戦進出を決めた。
ベルディフはここ数日、胃痛に悩まされており満足に食事も取れていないなか、出だしから6ゲームを連取する猛攻を見せ第1セットを先取した。しかし第2セットに入ると、ロブレドが序盤で2度のブレークを奪いリードするも、リズムを取り戻したベルディフが後半の5ゲームを連取し、1時間24分で3回戦へ駒を進めた。
「ここ2日間は腹痛に苦しめられていたんだ。全く食事も取れず、気分も悪かった。だから攻める姿勢を貫いて、長いラリーは避けてプレーしたんだ。なぜかそれが良かったようで、今日のプレーには満足しているよ。」とベルディフは状況を説明していた。
今季獲得ポイントの上位8選手しか出場できないツアー最終戦へのチャンピオンズ・レースで6位にいるベルディフは、自身初となる同大会への出場権獲得へ一歩前進した。その出場権獲得を目指し3回戦では、第10シードのA・ロディック(アメリカ)とG・ガルシア=ロペス(スペイン)の勝者と対戦する。
この日ロディックはP・コールシュライバー(ドイツ)との1回戦に登場したが、6-3, 2-1とリードしたところでコールシュライバーが体調不良を訴え棄権を申し入れて2回戦進出を決めた。
ロディックはこれまで年末ランキングで8年連続トップ10入りしており、現在11位の彼はトップ10フィニッシュへ向けてラストスパートをかけたいところ。「今日の試合では良い感じでボールが打てた。先週の東京でもそう感じていた。USオープン後は相手と戦うより自分のプレーができるように練習していたんだ。」と、元世界ランク1位の彼は復活へ向けての姿勢を語った。
先週行われた北京大会は、雨のために決勝戦が当初予定の日曜日から月曜日へと順延となって行われたが、その決勝戦で惜しくもN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたD・フェレール(スペイン)は、その試合から24時間もたたないうちに今大会の1回戦に登場した。第11シードのフェレールはM・ロドラ(フランス)を7-6 (7-2), 6-1で下して、好調を維持していた。
その他この日行われた1回戦の結果は以下の通り。
J・アイズナー(アメリカ) ○-× L・クボット(ポーランド), 4-6, 7-6 (11-9), 7-6 (9-7)
Y・バイ(中国) ○-× R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-3, 6-4
I・リュビチッチ(クロアチア) ○-× Z・ザン, 5-7, 6-3, 6-4
D・ヒメノ=トラバー(スペイン) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 3-6, 6-3, 6-3
J・ティプサレビッチ(セルビア) ○-× A・ゴルベフ(カザフスタン), 6-3, 6-4
また、この日は残りのシングルス1回戦も行う予定だったが、悪天候のため、3試合が試合途中で、2試合が試合開始する前に翌日へと順延となった。それらの試合は以下の通り。
G・モンフィス(フランス) (15) vs. B・ベッカー(ドイツ), 1-0, 中断
M・イルハン(トルコ) vs. T・ベルッチ(ブラジル), 1-6, 6-2, 2-0, 中断
S・クエリー(アメリカ) vs. M・ベレー(ドイツ), 6-3, 5-5, 中断
F・マイヤー(ドイツ) vs. K・アンダーソン(南アフリカ), 延期
E・ガルビス(ラトビア) vs. R・ガスケ(フランス), 延期
なお、今大会上位8シード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場となっている。トップ4シードの2回戦は、第1シードのR・ナダル(スペイン)がS・ワウリンカ(スイス)と、第2シードのジョコビッチはリュビチッチと、第3シードのR・フェデラー(スイス)はアイズナーと、第4シードのA・マレー(英国)はシュティエパネックを下す金星を上げた主催者推薦のバイと、それぞれ対戦する。
今大会の優勝賞金は61万6500ドル。
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