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現在開催中のBNLイタリア国際男子に出場しているR・フェデラー(スイス)が、全仏オープンに向けて着々と準備を進めていることを明らかにした。
通算13度のグランドスラム制覇を成し遂げているフェデラーは先週、フィットネス・コーチのピエール・パガニーニ氏のもと、毎日4時間の練習を行っていた。
全仏オープンへの重要な前哨戦である今大会を前にフェデラーは「大きなことを期待しているよ。特に全仏オープンでね。まだ僕が勝っていないグランドスラムで勝つチャンスが得られれば良いね。」と生涯グランドスラム達成に対する意欲を語った。
また、同胞のS・ワウリンカ(スイス)に敗れたモンテカルロ・マスターズについては「僕にとってモナコは、様子を見てみようという感じだった。結婚の準備で練習できなかったから、大会に勝てるとは思っていなかった。だから、あの時のプレーはそれほど気にしてないんだよ。」と語り、続けて「サーブとフォアハンドを見失っていて、今はそれらを重点的に練習している。今週はその成果を少しでも見せれたら良いね。」と調子が上がっていることを明らかにした。
フェデラーは長年連れ添ったガールフレンドのミルカ・バブリネックさんとの挙式の直後にモンテカルロ・マスターズに出場、3回戦でワウリンカにストレート負けを喫し、7大会連続でタイトルから見放されている。
パガニーニ氏とのトレーニングについてフェデラーは「クレーではフットワークが大きな比重を占めている。最高のクレーコート選手は、その動きも最高のものを持っている。」と、フットワークの重要性を語り、これまで悩まされていた後背部の故障については、すでに過去の事と付け加えた。
昨年の今大会では、準々決勝でR・シュティエパネック(チェコ共和国)に敗れているフェデラーは今年、I・カルロビッチ(クロアチア)との2回戦が初戦となる。
現王者のR・ナダル(スペイン)との差が開く一方、世界ランク3位のN・ジョコビッチ(セルビア)や同4位のA・マレー(英国)にその座を迫られているランキングについては「世界1位でいる必要はないよ。ただ全仏オープンで勝ちたいだけさ。それが僕のゴール。」とコメント。
さらにフェデラーは「僕にとってランキングが何位だろうと問題ではないんだ。特に長い間ナンバー1で、多くのタイトルを勝ってきた僕にとってはね。もしナンバー1でなければ、タイトルを獲って、ナンバー1を取り戻すだけさ。それが今の僕だよ。」と語った。
かつて絶対王者と呼ばれたフェデラーが、クレーシーズンでの巻き返しを図る。
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