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四大大会王者 日本で出場停止から復帰

パーセル
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画像提供: tennis365.net
男子テニスのUCHIYAMA CUP TOKYO(日本/東京、ハード、ITF)は16日、ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているM・パーセル(オーストラリア)/ 楠原悠介ペアが松井俊英/ 野口政勝ペアを6-4, 6-3のストレートで下し初戦突破を果たした。ダブルス元世界ランク8位のパーセルは出場停止処分からの復帰戦を白星で飾った。

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28歳のパーセルはシングルスでは最高で世界ランク40位を記録。ダブルスでは四大大会を2度制覇しており自己最高位は8位となっている。

パーセルは規定量を超える点滴を知らずのうちに受けていたことを認め、2024年12月12日から2026年6月11日の1年半に及ぶ出場停止処分を受けた。

そして今月12日に処分が解除されたパーセルは、処分解除後最初に開催される大会となるUCHIYAMA CUP TOKYOでさっそく競技復帰を果たした。

今大会には日本の楠原とのペアで出場しているパーセル。同大会にはオーストラリア出身の選手も多数出場しているが、主催者である内山靖崇の「マックス(パーセル)の経験を日本のダブルスに還元してほしい」という想いをパーセルが快諾し、今回のペアリングが実現した。

この日のダブルス1回戦をストレートで快勝したパーセルは、2024年11月のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)以来、約1年7ヵ月ぶりの実戦を白星で飾った。

復帰戦後にtennis365.netのインタビューに応じたパーセルは復帰の喜びを語った。

「最高の気分だ。今週の目標はランキングを獲得することだった。ダブルスでは既に達成できた。ヤス(内山)とこの大会に出場しようと話したのは2、3ヵ月前だったと思う。この3ヵ月間、ここでスタートできることをとても楽しみにしていた」

「東京は僕のお気に入りの場所の1つ。食べ物も大好き。皆さんいつも親切で、ファンもたくさんいる。ヨーロッパやアメリカと比べてオーストラリアにも近いのもいい。ここにこられて本当に嬉しいし、とても楽しい」

出場停止処分を受けたことについても振り返った。

「足首の怪我でどちらにせよ12ヵ月休む予定だったので、ラッキーだったとは思う。出場停止期間中に足首の手術を3回受けた。タイミングは良かったけど、テニス仲間がたくさんいるから、長い間テニスから離れるのは本当に辛かった。連絡を取り合って、もっと頻繁に会いたかったけれど、1人でいるしかなかった」

「出場停止期間の最後の2ヵ月になって、制限が少し緩和されて友人たちと練習できるようになった時は本当に嬉しかった。今はもう全て終わったから、これからが楽しみ」

また、処分に対して上訴することもできた中で受け入れる決断を下したことについても説明した。

「上訴することもできたけど、この件でストレスが溜まっていたし、怪我も悪化していた。眠れず、食事もまともに摂れなかった」

「僕にとって一番楽なのは、この件を早く終わらせて、治療に専念し、そこから前に進むことだった。この過程はかなり過酷でストレスフルだったから、決断を下して今後のことを考える方が楽だと思った」

さらに、R・ヒジカタ(オーストラリア)とのペアで優勝を飾った木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)についても笑顔で振り返りながら、なぜ日本での復帰を決めたのか語った。

「なぜか?この場所が大好きなんだ。前回ここに来たのは2023年だった。リンキー(ヒジカタ)と組んでジャパンオープンのダブルスで優勝した。オリンピックにも出場したし、本当に特別な経験だ」

「それに僕がヤスのように尊敬する友人や仲間は日本人やアジア人選手なんだ。なぜならアジアのチャレンジャー大会に出場して育ってきたからね」

「オーストラリアからパートナーが来るのも近いから便利。とにかくとても居心地の良い場所。とても便利で、過ごしやすい。ヤスには本当に助けてもらった」

「もちろん食べ物も好き。ラーメンが大好きなんだ。あと焼肉も好き。最高だ。そして、みんなとても親切で礼儀正しい。何も心配なく過ごせる。いつでも誰かに聞けば、必要なことを教えてくれる。だから、復帰戦として選ぶのは簡単だったよ」

最後にパーセルは今後の目標を明かした。

「今年の目標はシングルスで世界ランキング300位か400位以内に入ること。あとはとにかく、健康を維持することだ。そして友人や仲間たちが集まる大会に復帰したい」

「より将来的にはシングルスでトップ100に復帰したい。デビスカップの代表にも復帰したいし、ダブルスでもトップ10入りして、グランドスラムで再び優勝したい」

なお、パーセルはシングルスでも今大会にワイルドカードで出場し復帰を果たす。17日に行われるシングルス1回戦ではラッキールーザーで本戦入りした世界ランク1083位の神山宏正と対戦する。

心機一転となる再スタートを切ったパーセル。その表情は晴れやかだった。


(左から)パーセルと楠原悠介


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