テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は17日、世界ランク51位の
大坂なおみと同294位の
B・ベンチッチ(スイス)の女子シングルス3回戦が行われたが、大坂は第1セットを6-7 (3-7)で落とした時点で途中棄権を申請し、無念の3回戦敗退となった。大坂は試合後の会見で「最後までやりたかった」と語った。
>>【動画】大坂なおみ 無念の途中棄権を申請<<>>サバレンカ、シフィオンテク、ガウフら全豪OP組合せ<<27歳で元世界ランク1位の大坂は2023年に娘を出産し、昨年復帰を果たした。今季は開幕戦となったASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)に出場し決勝に進出。しかし、決勝では腹筋を痛め途中棄権し準優勝となっていた。
その大坂が全豪オープンに出場するのは2年連続9度目。2019年と2021年に優勝を飾っている。
今大会は1回戦で世界ランク67位の
C・ガルシア(フランス)、2回戦で第20シードの
K・ムチョバ(チェコ)を下し、3回戦に駒を進めた。
一方、27歳で元世界ランク4位のベンチッチは、出産を経て昨年末に復帰。今大会は1回戦で第16シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、2回戦で世界ランク77位の
S・ラメンス(オランダ)を下しての勝ち上がり。
3回戦の第1セット、大坂は第1ゲームでいきなりブレークを許すも、第2ゲームですぐさまブレークバックに成功。すると第4ゲームで2度目のブレークを果たしリードを奪う。
しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでブレークバックを許した大坂は徐々に腹筋を気にする様子を見せると、第11ゲームでは満足にサービスが打てない状況となる。
それでも第11ゲームを何とかキープし、チェンジコートの際に治療を受けた大坂は試合を続行。しかし、その後のタイブレークを落とすと試合を棄権する選択を取った。
無念の棄権となった大坂は4年ぶり4度目のベスト16進出とはならなかった。
大坂は試合後の会見で心境を明かした。
「怪我の最新情報は、最高というわけではありません。気分は最高でも悪くもない、中間くらいです」
「(大会前からの)怪我をなんとかするのは少し大変でした。明らかに私のドローはかなり厳しかったので(笑)。でも、私たちはできる限りのことをしていました。毎日セラピーに通ったり、夜遅くまでケアをしていました。だから、私にとっては毎日がとても長かったです」
「当然、2回戦の後には悪化していました。これは避けられないことだったと思いますが、私の中の競争心は最後までやりたかったです」
一方、思わぬ形で4回戦に駒を進めたベンチッチは、次戦で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)と第30シードの
L・フェルナンデス(カナダ)の勝者と対戦する。
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