チチパス全仏OP敗退 トップ20陥落へ

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チチパス
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、第20シードのS・チチパス(ギリシャ)は予選勝者で世界ランク167位のM・ジガンテ(イタリア)に4-6, 7-5, 2-6, 4-6の激闘の末に敗れ2回戦敗退となった。この結果、チチパスは2018年8月以来、約6年10ヵ月ぶりに世界ランキングでトップ20から陥落することが決まった。

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26歳で世界ランク20位のチチパスが同大会に出場するのは9年連続9度目で、2021年には準優勝を飾っている。今大会は1回戦で同53位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)を7-5, 6-3, 6-4で下して2回戦進出を果たした。

一方、23歳のジガンテは今大会、予選3試合を勝ち抜き本戦入りを果たすと、本戦1回戦で予選勝者で世界ランク220位のB・ハッサン(レバノン)を6-4, 6-2, 6-1で破り2回戦へ駒を進めた。

両者初の顔合わせとなった2回戦、第1セットの第9ゲームで痛恨のブレークを奪われ先行を許したチチパスだったが、第2セットではセカンドサーブのリターン時に攻撃的に仕掛けていき2度のブレークを奪ってセットカウントは1-1に。しかし、第3セットでチチパスは30-0から2度のダブルフォルトを犯して第1ゲームでブレークを許すと、第5ゲームでもブレークを奪われこのセットを落とし後がなくなる。なんとか流れを取り戻したいチチパスだったが第4セット、8度あったブレークポイントを活かすことができず、第3ゲームで奪われた1ブレークの差を埋めることができずに力尽きた。

この結果、チチパスは大会後に更新される世界ランキングで2018年8月以来、約6年10ヵ月ぶりに20位以下となることが決まった。

また、試合後の記者会見に登場したチチパスはこのようにコメントした。

「残念な結末だった。自分にはもっと期待していた。こんなに早くこの大会を去ることになるのは本当に辛い。何がうまくいかなかったのかを振り返り、そこを修正していきたいと思う」

「相手には敬意を表したい。本当に素晴らしいテニスをしていた。彼の運動能力と試合中の集中力には感心したよ。今日は間違いなく手強い相手だった。知らない相手と戦うのは難しい。彼はプレッシャーの場面でも成熟したテニスをしていた。一方で、僕は未熟なプレーをしてしまった」

「それでも僕は今でも世界最高の選手でありたいし、自分が選んだこのスポーツで素晴らしいことを成し遂げたいと思っているよ。言い訳をせず、どうすれば改善できるかに集中している」

「ここ数年で状況は大きく変わった。今はまったく違う立場にいる。この数年で一番変わったのは“ケガ”。以前はなかった身体の問題が精神面にも影響を与えた。大きなタイトルを狙うには、そのフィジカル面の重要性を年々実感しているんだ」

なお、勝利したジガンテは3回戦で第13シードのB・シェルトン(アメリカ)と対戦する。シェルトンは2回戦で世界ランク83位のH・ガストン(フランス)と対戦する予定だったが、ガストンが試合前に棄権したたため試合を行わずに勝ち上がりを決めた。

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(2025年5月29日6時26分)
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