男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)にプロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)で出場している世界ランク576位の
錦織圭は日本時間9日(現地8日)に行われたシングルス2回戦後の記者会見で、26日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)には出場しないことを明言した。
>>錦織 圭vsボルジェス 1ポイント速報<<>>錦織 圭、シナーらナショナルバンクOP組合せ<<元世界ランク4位の錦織は今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)からシーズンをスタート。5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦で
G・ディアロ(カナダ)をフルセットで下し今季初勝利をあげた。
その後はウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)とパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に出場したが、シングルスでは1勝もあげることはできず、ナショナル・バンク・オープン開催前まででマッチ1勝4敗としていた。
今大会は、1回戦で世界ランク55位の
A・ミケルセン(アメリカ)、2回戦で第11シードの
S・チチパス(ギリシャ)を下すなどショットのキレやフットワークなど徐々に調子を取り戻していたが、2回戦のチチパス戦後の記者会見で全米オープンには不参加となることを明言した。
英語で質問に答えた錦織は「僕は全米オープンでプレーすることができません。イタリアのチャレンジャー大会に出場します。アジアツアーに良い状態で臨みたいです。(昨年)カムバックしたようなチャレンジャー大会を過ごしたい。ここ数ヵ月はトップ選手との対戦が多く、良いリズムを自分に与えることができませんでした。もちろんそれはタフなことで、簡単なことじゃなかった。なので来週からはもっとポイントをゲットしてもっと試合をしたいです。それが今後数ヵ月の僕の予定です」と今後についてコメント。
全米オープンの同週にはコモ・チャレンジャー(イタリア/コモ、クレー、ATPチャレンジャー)にエントリー。全米オープンには出場予定選手(エントリーリスト)が発表された時点で名前は無く、出場のためにはワイルドカード(主催者推薦)が必要だったが、錦織は試合数をより多くこなすために、イタリアでの大会を選択した。
ナショナル・バンク・オープンの3回戦では世界ランク43位の
N・ボルジェス(ポルトガル)と対戦する錦織。ここでより多くのポイントを獲得し、イタリア、そしてアジアツアーに参戦したい。
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