男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は18日、シングルス準決勝が行われ、決勝進出を逃した第2シードの
R・フェデラー(スイス)は試合後の会見で、2018年に復帰を目指す
錦織圭らへエールを送った。
>>ディミトロフvsゴファン 1ポイント速報<<>>ATP最終戦 組み合わせ表<<今年けがから復帰したフェデラーは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝で
R・ナダル(スペイン)との頂上決戦を制して優勝。
その後もウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)など今季だけで7勝をあげ、見事なカムバックを果たしたフェデラーは「強くなっていると感じた。昨年のことを思えば、今年は完璧だった」と手応えを得ていた。
2017年は、昨年男子テニス界を支配していた
N・ジョコビッチ(セルビア)と
A・マレー(イギリス)が休養に入り、錦織も右手首の故障でツアーから離脱した。
現在36歳のフェデラーは「昨年はオフを長く取らなければいけなかった。復帰して、素晴らしいシーズンを送った。復帰は肉体的にチャレンジとなる。簡単なものではない」と語った。
続けて休養中の錦織、
T・ベルディヒ(チェコ)、
M・ラオニッチ(カナダ)について「圭やトマス(ベルディヒ)、ミロシュ(ラオニッチ)らも復活してほしい。オーストラリアではいいプレーを見せてほしい。来シーズンが素晴らしいスタートになることを期待している」とコメント。
この日、フェデラーは第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)に6-2, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、準決勝で敗退した。
フェデラーに7度目の挑戦で初勝利をあげたゴファンは、決勝で第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは準決勝で第8シードの
J・ソック(アメリカ)を逆転で破っての勝ち上がり。
今大会のシングルスはグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
【グループ・ピート サンプラス】(1)R・ナダル 0勝1敗
(4)
D・ティーム(オーストリア) 1勝2敗
(6)G・ディミトロフ 2勝0敗
(7)D・ゴファン 2勝1敗
(補)
P・カレノ=ブスタ(スペイン) 0勝1敗
【グループ・ボリス ベッカー】(2)R・フェデラー 3勝0敗
(3)
A・ズベレフ(ドイツ) 1勝2敗
(5)
M・チリッチ(クロアチア) 0勝3敗
(8)J・ソック 2勝1敗
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