男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は23日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)を7-6 (7-1), 6-3のストレートで下し、2連覇を達成すると同時に大会7度目の優勝を飾って幕を閉じた。
今大会を通してフェデラーは自身のサービスゲームで1度もブレークを許さず、圧倒的な強さを見せた。唯一ブレークチャンスを握られたのは
F・ロペス(スペイン)との準々決勝のみ。
また、リターンではサービスライン付近まで前へつめ、ライジングのリターンからネットプレーでポイントをとるスーパープレーが何度も見られた。
第3シードの
A・マレー(英国)との準決勝では、ドロップショットのようなスライスのようなショットをサービスライン付近へ放ち、フットワークに定評のあるマレーもボールに触ることすら出来ず脱帽した様子だった。
決勝では史上初となるマスターズ9大会制覇の「ゴールデンマスターズ」を狙っていた王者ジョコビッチを翻弄するテニスで栄冠を手にした。
今回のタイトル獲得はフェデラーにとって今季5勝目、キャリア通算87度目の優勝で、31日から全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)へ弾みをつけた。
過去の全米オープンでは2004-2008年で5連覇するも、以降はタイトル獲得に至っていない。
また、グランドスラムで最後に優勝したのは2012年のウィンブルドンで、フェデラーは約3年間も四大大会優勝から見放されている。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
■関連ニュース■
・2連覇フェデラー ジョコ圧倒・錦織 欠場「ごめんなさい」・錦織 全米「チャンスはある」