テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、男子シングルス4回戦が行われ、昨年覇者で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)との2日間に及ぶ激闘を6-7 (6-8), 6-7 (6-8), 6-1, 6-4, 7-5で制し、辛くも7年連続のベスト8進出を決めた。この試合は6日に行われ、第4セットを終えた時点で日没のため7日へ順延していた。
試合再開後、第11ゲームで2本連続のダブルフォルトを犯したアンダーソンの隙をつき、ジョコビッチがブレークに成功。そして、第12ゲームをサービスキープしてゲームセットとなった。
準々決勝では第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。
昨年は決勝で
R・フェデラー(スイス)をフルセットで破り、大会2度目の優勝。今大会では2連覇と3度目のタイトル獲得を狙っている。
今年の全豪オープンで2年ぶり5度目の優勝を飾ったジョコビッチは、その後に出場したマスターズ4大会でタイトルを獲得し、好調を維持していた。だが、全仏オープンでは決勝で
S・ワウリンカ(スイス)に敗れ、生涯グランドスラム達成を阻まれていた。
迎えた今大会、1回戦では難敵
P・コールシュライバー(ドイツ)、2回戦で
J・ニエミネン(フィンランド)、3回戦で第27シードの
B・トミック(オーストラリア)、そして4回戦でアンダーソンを下してベスト8へ駒を進めている。
もしアンダーソンに敗れていた場合、世界ランク1位のジョコビッチが四大大会でベスト8を前に敗退するのは、2009年の全仏オープン以来 約6年ぶりのことになっていた。
一方、敗れたアンダーソンは前哨戦のAEGON選手権で決勝進出。決勝では
A・マレー(英国)に敗れるも、好調を維持して今大会へ出場していた。もしジョコビッチに勝利していた場合、グランドスラム初のベスト8進出となっていた。
>>ウィンブルドン対戦表<<
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