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小田凱人「年間グランドスラムへ半分まできた」

米山稔賞
ウィンブルドンへの意気込みを語った小田凱人
画像提供: tennis365.net
6月12日、帝国ホテル東京でヨネックススポーツ振興財団による「2025年米山稔賞」の表彰式が行われ、今回の受賞者となった車いすテニスの小田凱人が出席。表彰式の前にインタビュー時間が設けられた。ウィンブルドンへの意気込みやサッカーのワールドカップなど、その模様を一問一答形式でお送りする。

>>【動画】小田凱人 全仏OP4連覇達成!優勝を決めた瞬間!<<

――今回の受賞の感想を。
小田 すごい光栄に思います。選んでいただけるなら、ぜひ出席したいなと思っていました。

――今日の表彰式に臨むファッションのテーマは(白のスーツ)。
小田 ずっと昭和のスターに憧れているので、衣装っていう感じですかね。誰をイメージしたというより、ずっとジュリー(沢田研二)さんです、髪も伸ばしたいなと(笑)。

――以前、「スーパースターになりたい」という発言をされていました。
小田 リスペクトできる選手はたくさんいますが、突き抜けて「超かっこいい人」が今はあまりいないなと思っています。僕自身は最年少記録も持っていて、10年、20年、30年後も最前線のトップ5でいられる自信があります。みんなで一緒にレベルアップして、アスリートをもっと輝かせたいと思っています。

―― 改めて、キャリアゴールデンスラム達成についての満足感を教えてください。
小田 試合の内容もかなりよかったので「やったぜ」とは思いましたし、若い(10代の)うちに達成したいと頑張っていたので、計画したことが遅れることなくできたという満足感はあります。でも、それが夢だったかといわれると、決してそうではない。それよりも環境や選手間のマインドをもっと上げていかないといけないし、自分がどれだけ周りに影響を与えて、プロのスポーツとして確立していけるかが、記録よりも大事なのかなと考えています。

――全仏オープンで4連覇を達成しました。
小田 あんまり変わらず普通の心境ですが、自分のやれることはやれたかなというのが一番です。今は年間グランドスラムが大きな目標。途中で1回準優勝が入っちゃうと来年になってしまうので、半分(4分の2)まできたなというのが心境です。

――ライバルのアルフィー・ヒューエット(イギリス)に、全仏を含めて連勝しています。
小田 それまで2回負けていたのですが、バルセロナの大会(Tramバルセロナ・オープン)はいつもと違う感じでやれました。逆に「なんで福岡(天皇杯・皇后杯第42回飯塚国際車いすテニス大会)で負けたんだろう」と思うくらいできた。負ける前に、それを感じられたらよかったなと思いますが。

――次はウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)です。日本人として初の連覇への意気込みを。
小田 「日本人初」とか「〇〇初」というためにやっているわけではないです。最年少記録のころはそういう名称に向けて頑張っていましたが、今はあとからついてくるものだと思うようになりました。自分のやれることをやっていけたらいいかな、と。今年達成したら来年も年間グランドスラムを狙うと思うので、そうやって未来につなげていきたいです。

――ウィンブルドンの賞金が20%増額されました。
小田 知らなかったです、お金はいくらでもいい。気にしない?  全然気にしないですね。管理している人に任せていて、自分では計算もできないです。ただ、プロスポーツの価値として賞金は一番分かりやすいと思うので、それが上がるのはうれしいです。

――世界の転戦が続きますが、一番気に入っている国や都市は。
小田 スペインですね。全仏の前にバルセロナに行った。バルサ(FCバルセロナ)のスタジアムから歩いて5分くらいの街中だったんですが、食事も人々も気候も全部自分に合っているなと思いました。大会側からも「毎年来てくれ」といってもらえて、スペイン全体が気持ちよかったです。普段はあまり海外がいいなと思うタイプではなく、日本が大好きなのですが、スペインは本当によかったですね。

――サッカーのワールドカップが始まりました。
小田 ファンとしても見ますし、インタビューなどは選手目線で「俺だったらこうするな」とか「そういうアプローチもあるんだ」と勉強しています。

――CMで森保一監督と共演されていましたが、実際に会ったことは。
小田 撮影は別だったのでお会いしていません。ただ、以前スポーツ大賞の表彰式でご一緒したことはあって、そのときにユニフォームとサインをもらった。「頑張ってね」といわれてうれしかったです(笑)。


(写真)表彰式でも笑顔を見せた(左からソフトテニスの篠原秀典・日本体育大学監督、米山勉財団理事長、小田)



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