テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間13日(現地12日)、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)は第1シードの
J・シナー(イタリア)に7-6 (9-7), 6-7 (2-7), 3-6, 4-6の逆転で敗れ、初優勝とはならなかった。試合後、ズベレフは「優勝トロフィーを掲げたかった」と悔しさを滲ませながらも「正しい方向へ進んでいる」と前向きに語った。
>>【動画】シナー 逆転勝ちでウィンブルドン2連覇!優勝を決めた瞬間!<<>>【賞金】シナー、ズべレフ ウィンブルドン決勝でいくら獲得?ドローも公開中!<<29歳で世界ランク3位のズベレフは同大会4年連続10度目の出場。
これまでの最高成績はベスト16だったが、今大会は1回戦で世界ランク36位の
A・ブロックス(ベルギー)、2回戦で同75位の
V・ロイエ(フランス)、3回戦で同92位の
M・ギロン(アメリカ)、4回戦で第13シードの
J・レヘチカ(チェコ)、準々決勝で第6シードの
T・フリッツ(アメリカ)、準決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同114位の
A・フェリー(イギリス)を下し決勝に駒を進めた。
24歳で世界ランク1位のシナーとの顔合わせとなった決勝戦、ズベレフは第1セットをタイブレークの末に先取。しかし、第2セットもタイブレークにもつれ込んだ末にこれを落とし、1セットオールとなる。試合を通じてファーストサービスの確率は76パーセントを記録したものの、シナーの精度の高いリターンに苦しみ、第3、第4セットでそれぞれ1度ずつブレークを献上。3時間46分の激闘の末、逆転負けを喫した。
試合後の会見でズベレフは「もちろん優勝トロフィーを掲げたかった。でも今日は彼の方が良かったし、優勝にふさわしかった」とシナーを称賛。「最初の2セットはお互い非常に高いレベルでプレーしていた。第2セットのタイブレーク最初のフォアハンドミスで少し流れが変わった。第3セットは転倒の影響で少しレベルが落ちたが、第4セットでは持ち直した。ただ少し不運な形でブレークされ、それが試合を分けた」と激闘を振り返った。
また、今季から取り組んでいる攻撃的なプレースタイルについては、「これが自分のやりたいテニスであり、目指しているスタイル。シーズン序盤はこのスタイルで苦しんだ試合もあったが、一貫して続けてきた」と説明。「チャンスがあれば積極的に打つ。入るかミスするかはその日の状態次第だが、とにかく打ちにいく。それが今年の目標であり、今後のキャリアでも続けていきたいスタイル。毎月少しずつ良くなっていると感じているし、続ければ続けるほどもっと良くなれると思う。まだ完璧ではないが、正しい方向へ進んでいる」と手応えを口にした。
さらに、シナーと世界ランク2位の
C・アルカラス(スペイン)の2強に自身が割って入る可能性については、「それが自分の目標。今年はまだ彼らに勝ててはいないが、限界まで追い詰めることはできたと思う。ここ数年、自分はある意味で3番手だったが、あの2人との差を縮め、大きな大会で優勝争いができれば素晴らしいこと。これからも挑戦し続ける」と前を向いた。
一方、優勝したシナーは同大会2連覇を達成した。
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