テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、第26シードで20歳の
N・キリオス(オーストラリア)は2年連続のベスト8進出を逃した。第21シードの
R・ガスケ(フランス)に5-7, 1-6, 7-6 (9-7), 6-7 (6-8)で敗退。試合後、コートを去る時のキリオスは大荒れだった。
この試合、2セットダウンに追い込まれたキリオスは第3セットでマッチポイントを握られるも、ネットに出るガスケの横を抜くパッシングショットを決めるなどで、セットカウント1-2とする。これで勢いに乗るかと思われたが、最後はダブルフォルトを犯してしまい、4回戦敗退となった。
敗戦後のキリオスは大荒れで、ペットボトルを地面に投げつけ、ボールボーイに渡していたタオルを受け取らずにコートを去った。
20歳のキリオスは気性が荒いことで有名。今大会の3回戦では地面に投げつけたラケットが観客席へ飛んでしまうハプニングが起き、今回のガスケ戦でも暴言を吐くなどしていた。
昨年のウィンブルドン2回戦でも両者は対戦しており、その時はキリオスが大接戦の末に勝利していた。その後は4回戦で
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげてグランドスラム初のベスト8進出。
今年は全豪オープンで四大大会2度目の8強入り、さらにマドリッド・マスターズでは
R・フェデラー(スイス)を破るなど勢いに乗っていた。
一方、キリオスに勝利したガスケも第3セットを落とした時にラケットを折っていた。準々決勝では、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と第16シードの
D・ゴファン(ベルギー)の勝者と対戦する。
現在29歳のガスケは2007年のウィンブルドンで4強入りしており、今回は2007年以来8年ぶりのベスト8進出となった。
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