テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、7月に行われたウィンブルドンで
R・ナダル(スペイン)を下してベスト8入りを果たし、一躍世界にその名を知らしめた
N・キリオス(オーストラリア)が第21シードの
M・ユーズニー(ロシア)を7-5, 7-6 (4), 2-6, 7-6 (1)で下す金星を飾って2回戦進出を決めた。
今季躍進を続ける19歳のキリオスだが、この日は自身のプレーに納得がいかず、イライラを爆発させ3度の警告を受けるなど、あと1回の警告で失格になってしまう寸前まで行っていた。
「ヒートアップしていた時だったんだ。自分のプレーにフラストレーションが溜まっていてイライラしてしまったんだ。」と世界ランク60位のキリオスは試合を振り返っていた。
第2セットではイライラから、ボールを観客席へ叩き込んでしまい、最初の警告を受けた。第3、第4セットでは主審の耳に届くほどの声で暴言を吐いてしまい1度ずつの警告を受ける事となっていた。
「自分はこれまでもとても感情的になりやすい選手だった。これからはもっと自分自身をコントロール出来るようになりたい。そうなるように努めてもいるんだ。コートに立つたびに、改善されるように努力している。それでもそんな自分は常にどこかに潜んでいるのも事実なんだ。」とキリオスは自身について語っていた。
「このような大きな大会では、自分自身に過度な期待を持ってしまう。でもまだ若いんだと言う事も理解しなければならない。まだまだ時間がかかるし、長い道のりなんだ。」と、冷静さを取り戻して会見に応じていた。
3回戦進出をかけてキリオスは
S・スタコフスキ(ウクライナ)を6-3, 6-1, 6-4のストレートで下した
A・セッピ(イタリア)と2回戦で対戦する。
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