テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日、車いす部門の男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
小田凱人が第2シードの
A・ヒューエット(イギリス)を3-6, 7-5, 6-2の激闘の末に逆転で下し2年ぶり2度目の優勝を飾るとともに、四大大会で2大会連続6度目のタイトルを獲得した。試合後、小田は「耐えたなという試合でした」と語った。
>>PR 6/30(月)開幕「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】小田凱人 ウィンブルドン2度目V!頂上決戦に勝利した瞬間!<<>>シナーvsアルカラス 1ポイント速報<<>>シナー、アルカラスら ウィンブルドン組合わせ<<19歳で世界ランク1位の小田が同大会に出場するのは4年連続4度目。2023年には優勝を飾っている。
今大会は1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク18位のB・バートラム(イギリス)、準々決勝で同8位のR・スパーガレン(オランダ)、準決勝で第4シードの
G・フェルナンデス(アルゼンチン)を下し、決勝に駒を進めた。
一方、昨年王者で世界ランク2位のヒューエットは、準決勝で第3シードのM・デ ラ プエンテ(スペイン)を下しての勝ち上がり。
世界ランク1位と同2位の両者による頂上決戦となった決勝、小田は地元の声援を受けるヒューエットに4度のブレークを許して第1セットを先行されるも、第2セットではリターン時に積極的に仕掛け4度のブレークに成功し、このセットを取り返してセットカウントは1-1となる。
そしてファイナルセット、2度のブレークを果たし第2ゲームから一気に5ゲーム連取とリードを広げた小田は、迎えたサービング・フォー・ザ・マッチをものにし勝利。ウィンブルドン2年ぶり2度目の優勝を飾るとともに、四大大会で2大会連続6度目のタイトルを獲得した。
小田は試合後、同大会を全日程生中継するWOWOWのインタビューに答え、喜びを語った。
「とりあえず嬉しいんですけど、耐えたなという試合でした。やっぱり彼も相当序盤良かったし、後半もリターンエースをかなり取られて。僕もサーブ武器なのになって思いながらやってました。完全アウェーの中で苦しい『うわー』っていう時も何回もあったんですけど、その分やっぱり、これもう負けたらダサいなみたいな。これで勝ったら格好いいでしょって思いながらやってました」
「(ヒューエットと)2人で今先頭立ってやってるって意識はお互いあると思うので、まだまだ誰も知らない領域まで行きたいです」
最後に小田は日本のファンに向けてメッセージを送った。
「遅くまで見てくれて本当にありがとうございました。本当、ヒヤヒヤしたかもしれないですけど、僕は常にいや、まだこれいけるなって思いながら、セカンドセットの途中に追い込まれて自分のスイッチが入ったところで、ガーっと自分に対してできたので、このまま全米(オープン)まで走り続けたいと思います」
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