女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000)は日本時間7日(現地6日)、シングルス準決勝が行われ、世界ランク49位の
大坂なおみが第16シードの
C・タウソン(デンマーク)を6-2, 7-6 (9-7)のストレートで下し、WTA1000の大会で約3年4ヵ月ぶりの決勝進出を果たすとともに、出産後初となるツアー優勝に王手をかけた。試合後に大坂は決勝で対戦するカナダ出身の
V・エムボコ(カナダ)について問われると、「私のことも応援してくれると嬉しい」と笑顔で語った。
>>【動画】大坂 なおみ 出産後ツアー初V王手!世界19位に勝利の瞬間!<<>>大坂なおみvsエムボコ 決勝 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ ナショナル・バンクOP組合せ<<>>【賞金】大坂 なおみ 決勝進出でいくら稼いだ?<<27歳の大坂が同大会に出場するのは2年連続6度目。最高成績は2019年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク515位の
A・アルセノー(カナダ)、2回戦で第13シードの
L・サムソノヴァ、3回戦で第22シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、4回戦でスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)で出場した同386位の
A・セバストバ(ラトビア)、そして準々決勝では第10シードの
E・スビトリナ(ウクライナ)に完勝し、準決勝へ駒を進めた。
22歳で世界ランク19位のタウソンとの顔合わせとなった準決勝、大坂は2度のブレークを果たし第1セットを先行する。続く第2セットでは両者リターンが冴え渡り、2度ずつブレークを奪い合う展開でタイブレークに突入。2度のセットポイントを凌ぎこれを制した大坂が勝利を収めた。
この勝利により、大坂は「WTA1000」の大会で2022年4月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)以来約3年4ヵ月ぶり、2023年7月に出産してからは初の決勝進出を決めた。
試合後のオンコートインタビューで大坂は、「皆さんの応援のおかげです。本当に力になりました。今すごく遅い時間だと思うけど、残ってくれてありがとうございます」と観客への感謝を述べた後、決勝で対戦する18歳で世界ランク85位のエムボコについて言及した。
「カナダの選手だし、(決勝は)きっとすごく盛り上がると思います。でも、それは嬉しいことです。みんなが試合に関心を持ってくれてる証拠だから。ただ、できれば1人か2人くらいは私のことも応援してくれると嬉しいかな(笑)」
2021年2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来、約4年半ぶり8度目のツアー優勝を狙う大坂は、決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場しているエムボコと対戦する。エムボコは準決勝で第9シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)を下しての勝ち上がり。
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