男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は日本時間8日(現地7日)、シングルス決勝が行われ、第4シードの
B・シェルトン(アメリカ)が第11シードの
K・ハチャノフを6-7 (5-7), 6-4, 7-6 (7-3)の死闘の末に逆転で下し、ATPマスターズ1000で初優勝を飾るとともに、ツアー大会で3度目のタイトルを獲得した。
>>【動画】シェルトン 死闘制しマスターズ初制覇!勝利の瞬間!<<>>【賞金】優勝のシェルトンはいくら稼いだ?<<>>シェルトン、ハチャノフら ナショナル・バンクOP最終結果<<>>錦織 圭vsカラベリ 1ポイント速報<<22歳で世界ランク7位のシェルトンが同大会に出場するのは3年連続3度目。過去2度の出場ではいずれも2回戦敗退となっていた。
今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク94位の
A・マナリノ(フランス)、3回戦で第25シードの
B・ナカシマ(アメリカ)、4回戦で第13シードの
F・コボッリ(イタリア)、準々決勝で第9シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、準決勝で第2シートの
T・フリッツ(アメリカ)を下して決勝に進出した。
29歳で世界ランク16位のハチャノフとの顔合わせとなった決勝戦の第1セット、両者1度ずつブレークを奪い合い突入したタイブレークをシェルトンは接戦の末に落とし先行される。
それでも第2セット、サービスキープを続けたシェルトンは第9ゲームでブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、両者ブレークポイントを与えることなくサービスをキープし続け、第1セットに続きタイブレークに突入する。このタイブレークでシェルトンは2度のミニブレークを果たし、2時間47分の死闘を制して優勝を決めた。
シェルトンがATPマスターズ1000でタイトルを獲得するのは今回が初。
ツアー大会では2023年の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)、2024年のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)に続き3勝目となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシェルトンのコメントを掲載している。
「現実離れした気分だ。長い週だった。決勝までの道のりは決して楽なものではなかった。一番大事な時に最高のテニスができた。勝負強く、粘り強く、耐え抜いた。これは僕が自分に求めている資質だ」
一方、敗れたハチャノフはATPマスターズ1000で2度目のタイトル獲得とはならなかった。
■関連ニュース
・ジョコビッチ 全米OP前哨戦も欠場・大坂 なおみ 新コーチ招へい・錦織 圭 復帰へ 会場入りし練習■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング