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観客煽り勝利のダンス 異様な空気に

ユリア・プチンセワ
16強入りを決めたプチンセワ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、女子シングルス3回戦が行われ、世界ランク94位のY・プチンセワ(カザフスタン)が予選勝者で世界ランク112位のZ・ソンメズ(トルコ)を6-3, 6-7 (3-7), 6-3のフルセットで破り、大会初のベスト16進出を果たした。プチンセワは試合終了後、ブーイングを行う観客に対し耳に手を当てたり、ベンチでダンスをするなど煽るような行為を行い、オンコートインタビュー時には大きなブーイングで包まれた。

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31歳のプチンセワが同大会に出場するのは14年連続14度目。最高成績は2016年、2020年、2021年、2025年に記録した3回戦進出となっている。

今大会は1回戦で世界ランク61位のB・ハダッド=マイア(ブラジル)、2回戦で同60位のE・ジャクモ(フランス)を下しての勝ち上がり。

一方のソンメズは今大会、予選3試合に勝利し本戦入り。男子・女子のシングルス本戦では唯一のトルコ人選手ということもあり、1・2回戦とも客席にはトルコ国旗を掲げた多数のファンが詰めかけていた。

この試合、第1セットは2度のブレークに成功したプチンセワが先行するも、第2セットでは2度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。プチンセワは計4度のミニブレークを許してセットカウント1-1に追いつかれた。

この時点でソンメズを応援するトルコ人観客たちは大盛り上がりとなり、母国選手を応援。一方でカザフスタン国旗を掲げてプチンセワを応援する観客もおり、異様な空気に包まれていた。

ファイナルセット、第2ゲームで先にブレークしたプチンセワ。第7ゲームでブレークバックを許すも、直後の第8ゲームでブレークに成功し、そのリードを守り切って2時間34分の熱戦に終止符を打った。

しかし、ドラマはここから始まる。声援をあげるプチンセワのファンとは対照的に、ソンメズのファンは大きなブーイングをあげ対抗。プチンセワはそのブーイングを聞くと、手を耳に当て煽る仕草を見せた。

さらに、ソンメズと握手を交わしたあと、ベンチではお尻を振るダンスも披露。オンコートインタビューでは歓声とブーイングが混じる雰囲気となるなか、プチンセワは「正直ものすごくクレイジーな雰囲気ね。あの男性たちを見てみてください。彼らは自分の行いにとても情熱的。素晴らしい光景だと思う。特にいま、私に対してはすごい熱量ね。でも、私はこういう試合が大好きなの」と、まったく意に介せず、むしろ楽しむようなコメントを残した。

勝利したプチンセワは第7シードのJ・パオリーニ(イタリア)と第29シードのI・ヨビッチ(アメリカ)のどちらかと対戦する。

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