女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000)は日本時間6日(現地5日)、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク49位の
大坂なおみが第10シードの
E・スビトリナ(ウクライナ)に6-2, 6-2のストレートで完勝し初のベスト4進出を果たすとともに、「WTA1000」の大会では出産後初の準決勝進出を決めた。試合後、大坂は今回の勝利で全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)におけるシード入りの可能性が高まったことについて「それが大きな目標だったので、本当に嬉しい」と喜びを語った。
>>【動画】大坂 なおみ 完勝で4強!スビトリナ撃破の瞬間!<<>>大坂 なおみvsタウソン 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ ナショナル・バンクOP組合せ<<>>【賞金】大坂なおみ 4強入りでいくら稼いだ?<<27歳の大坂が同大会に出場するのは2年連続6度目。最高成績は2019年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク515位の
A・アルセノー(カナダ)、2回戦で第13シードの
L・サムソノヴァ、3回戦で第22シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、4回戦でスペシャルランキング(出産や負傷などによる長期離脱選手の救済制度)で出場した同386位の
A・セバストバ(ラトビア)を破り、準々決勝へ駒を進めた。
30歳で世界ランク13位のスビトリナとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、大坂は1度ブレークを許したものの、リターン時にも積極的に攻めていき3度のブレークを果たして先行。第2セットに入っても大坂は攻撃的なテニスを続け、2度のブレークを奪い勝利を収めた。
この勝利により、大坂は「WTA1000」の大会では2022年4月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)以来、3年4ヵ月ぶりに準決勝進出を決めた。
試合後のオンコートインタビューに応じた大坂は、観客とともに友人の誕生日を祝った後、「私はただプレーするのが本当に楽しんです」と喜びを語った。
また、大坂は準決勝の相手である第16シードの
C・タウソン(デンマーク)についても言及。「彼女はすごく強い選手です。今年のオークランドでも対戦したんですが、その時は途中でケガをして棄権しました。だから今回はちゃんと健康でいられるのが嬉しいし、観に来てくれる人たちにとっても良い試合になるといいなと思っています」と明かした。
さらに大坂は今回の勝利によって、24日開幕の全米オープンでシード権を獲得する可能性が高まったことについても触れ、「たぶん私、全米オープンでシードになれる思うんです。今回勝てたので。それがすごく大きな目標だったので、本当に嬉しいです」と喜びを語った。
続けて、「それから私のウェア、すごくイケてるからぜひ見て下さい!」と笑顔で話し、会場を和ませた。
なお、大坂が準決勝で対戦する世界ランク19位のタウソンは、準々決勝で第6シードの
M・キーズ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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