男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は日本時間4日(現地3日)、シングルス4回戦が行われ、第2シードの
T・フリッツ(アメリカ)が第19シードの
J・レヘチカ(チェコ)を7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 7-6 (7-5)の死闘の末に破り初のベスト8進出を果たすとともに、「ATPマスターズ1000」9大会全てで8強入りという現役選手では11人目となる快挙を成し遂げた。
>>大坂 なおみvsスビトリナ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみ ナショナル・バンクOP組合せ<<>>【賞金】大坂 なおみ 4強入りするといくら稼ぐ?<<27歳で世界ランク4位のフリッツが同大会に出場するのは5年連続7度目。最高成績はベスト16となっていた。
今大会は初戦の2回戦で
R・カルバレス バエナ(スペイン)、3回戦で第27シードの
G・ディアロ(カナダ)を下して4回戦へ駒を進めた。
23歳で世界ランク27位のレヘチカとの顔合わせとなった4回戦は、両者がブレークポイントをしのぎ合う展開となり、全セットがタイブレークに突入する接戦に。第1セットはフリッツが先取したものの、第2セットは惜しくも落とし、勝負はファイナルセットへ。ここでも互いに譲らない展開が続いたが、要所での安定感が優ったフリッツが勝利を収めた。
フリッツはこれで現行の「ATPマスターズ1000」9大会全てで8強入りを達成した。なお、現役選手でこれを達成しているのは
N・ジョコビッチ(セルビア)、
G・モンフィス(フランス)、
M・チリッチ(クロアチア)、
S・チチパス(ギリシャ)、
A・ズベレフ(ドイツ)、
G・ディミトロフ(ブルガリア)、
D・メドベージェフ、
H・フルカチュ(ポーランド)、
A・ルブレフ、
C・アルカラス(スペイン)に次ぎ11人目。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはフリッツのコメントが掲載されている。
「とてもクールなことだよ。さまざまな大会やサーフェスで安定した成績を残せている証拠だと思う。次は準決勝進出を狙いたいね」
「今夜は自分にできることを受け入れることが大事だった。彼(レヘチカ)はこの試合でファーストサーブのポイント獲得率82パーセントを記録した。運が良かったのは、自分のサーブが本当に良かったこと。相手のサーブも素晴らしかったけど、タイブレークではファーストサーブで何とか乗り切れた。それからは、無理なショットは打たずに、とにかくコートに返すことを意識して、冷静にボールを打つことを心がけたよ」
勝利したフリッツは準々決勝で第6シードのルブレフと対戦する。ルブレフは4回戦で第20シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦したが、ファイナルセットの途中でダビドビッチ フォキナが棄権を表明したため、思わぬ形でベスト8進出を果たした。
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