テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は26日、第10シードの
錦織圭(日本)が登場する。1回戦で錦織は世界ランク176位で主催者推薦枠で出場の
W・オディスニク(アメリカ)と対戦する。
両者は今回が初めての対戦となる。
過去同大会で錦織は、2008年の4回戦で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れて準々決勝進出を逃すも、3回戦で当時世界ランク4位の
D・フェレール(スペイン)を破ってベスト16入りを果たしたのが全米オープンでの最高成績となっている。
昨年は1回戦で、
D・エヴァンス(英国)に敗れて早期敗退を喫した。
《昨年の全米オープンの記事はこちら》錦織は今年のウィンブルドンで初の4回戦進出を果たし、7月のシティ・オープン男子では準々決勝で
R・ガスケ(フランス)に敗れて大会初のベスト4進出を逃した。
その後錦織は、右足の親指に出来た嚢胞を取り除く手術を受けることを決断。そのためロジャーズ・カップ男子とW&Sマスターズの2大会を欠場することとなった。
今回の全米オープンへの出場も危ぶまれていたが、19日に抜糸を行った後には、トレーニングや練習している動画を公開し、順調な回復を見せた。
《錦織 手術の記事はこちら》今大会錦織は嚢胞を取り除く手術を行った後、初めての試合となる。
一方、錦織と対戦するオディスニクは、2010年に禁止薬物所持のため約1年の出場停止を受けた。過去同大会には2009年以降本戦出場しておらず、今回は5年ぶりの本戦出場となった。
過去の全米オープンでは、2007年と2008年の2回戦進出が最高成績となっている。
錦織とオディスニクの試合は、8月26日11時(日本時間では8月27日夜中0時)から行われ、コート17の第1試合に組まれている。
また、同日に行われる試合には、日本勢から予選勝ち上がりの
西岡良仁(日本)が登場し、1回戦で
P・ロレンジ(イタリア)と対戦する。
西岡良仁とロレンジの試合は、コート13の第3試合に組まれている。
《全米オープン2014特集ページはこちら》
■関連記事■
・ダニエル 太郎 ラオニチに善戦・キリオス 1回戦でシード撃破・ビッグ4と世代交代なるか・18歳西岡良仁の活躍に注目
■関連動画■
・決して諦めないモナコが見せた気迫溢れるプレー!・連覇を懸けて戦うロブレドが絶好調クエバスと激突!